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45症例でマスターする!冠動脈疾患の最適なモダリティ選択

45症例で極める 冠動脈疾患の画像診断

最適なモダリティを選び・活かす

  • 編集:赤阪隆史(和歌山県立医科大学循環器内科教授)
  •     久保隆史(和歌山県立医科大学循環器内科准教授)
  • B5判・196頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-1935-9
  • 2017年3月発行
定価 6,264 円 (本体 5,800円 + 税)
あり
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※電子版の購入方法は,各販売サイトにてご確認ください.

内容

序文

主要目次

45症例で主な冠動脈疾患の検査法と典型例を網羅し,冠動脈疾患の患者さんを前に最適なモダリティが選択できることを目指した1冊.冠動脈画像診断の分野は発展が著しく,従来,冠動脈造影で評価してきた虚血部位はMDCTやMRIなど外来で非侵襲的な部位診断が可能となり,負荷心電図や心筋シンチなどの生理機能検査はストレインエコーやFFR,MRIなど簡便で精度の高い診断法が普及してきた.多種多様な画像診断法が登場する一方で,安全かつ身体的・経済的負担が少なく,有用な情報をどのモダリティを用いて得るかが重要となる.症例から学ぶ形式と各画像診断を概説したテキスト形式の2部構成で,この1冊で冠動脈疾患の画像診断をマスターできる内容となっている.

序 文

 循環器領域における侵襲的ならびに非侵襲的な画像診断の進歩は目覚ましく,日常臨床における治療の適応決定,治療法・治療手技の選択,結果の評価,予後予測などに関して各種画像診断を駆使した解剖学的・機能的評価が詳細かつ容易に行われるようになってきている.とくに,画像の再構築技術や保存技術の進歩により,従来の平面画像や断層画像のみならず,3次元・4次元画像表示も容易となり,臨床上有用な説得力のある画像情報を,多方向から立体的に詳細に動画で提示することや,複数の画像診断を融合させて表示するようなアプローチも報告されている.一方,あらゆる画像診断機器がすべて整備されている施設は少なく,すべての画像診断に精通するのは専門家といえども難しい.このような現状において,治療の適応や方法を決定するうえで多忙な日常臨床のなかで,安全かつ身体的・経済的負担が少なく有用な情報をいかにどの診断法を用いて得るかということは,きわめて重要となってきている.どの症例に対しても,すべの診断法を用いるわけではなく,病態に合った診断法を,いかに的確に取捨選択し,短時間で有用な治療をするかが問われる時代である.また,最も的確な診断法を持ち合わせない場合,いかに手持ちの診断法で代用するかということも大切である.
 このような現状を鑑みて,本書では症例を中心に,できる限り多くの画像診断所見を提示することで,各種診断法の有用性と限界,注意点などを解説し,病態に応じた,施設に応じた診断法をいかに効率的に選択するかに関して参考になるように構成した.浅才非学の身であり,あらゆる画像診断に精通しているわけでもないが,当科の現状で持てる最大の知識・努力を動員して,上記の目的に合うように臨床応用を中心にした記載を心がけた.何分,それぞれの領域の専門家ではなく,不十分な記載が多々みられることと思われるが,本書が広く循環器専門医を目指している若い医師だけでなく,経験豊かな専門医にとっても有意義な書となることを望んでいる.また,種々の御批判を甘んじて頂載し,さらなる研鑚に励みたいと考える.

2017年2月
赤阪隆史・久保隆史

冠動脈疾患の解剖学・機能的診断法の現状と将来
Ⅰ.狭心症(16症例)
Ⅱ.不安定狭心症(10症例)
Ⅲ.急性心筋梗塞(19症例)
Ⅳ.診断技術の概説
 1.冠動脈造影
 2.IVUS, VH-IVUS, iMAP, IB-IVUS
 3.OCT
 4.NIRS-IVUS
 5.FFR
 6.iFR
 7.CFR
 8.冠動脈CT
 9.冠動脈・心臓MRI
10.心エコー
11.心筋シンチグラフィ
12.3Dマッピングシステム
索 引