TOPページへ

臨床検査のエッセンスを伝える好評書,改訂第2版!

検査値ベーシックレクチャー第2版

何がわかるか どんな時に行うか 解釈と進め方

カバー写真
  • 著:宮地勇人(東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学教授)
  • A5判・152頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-2033-1
  • 2015年3月発行
定価 3,240 円 (本体 3,000円 + 税)
あり
在庫
正誤表

内容

序文

主要目次

臨床検査のエッセンスを伝える好評書,改訂第2版.各種検査のうち特に重要なものについて,「何がわかるか」「どんな時に行うか」「解釈と進め方」との要点に絞って解説した本書は,検査を行う理論的背景を理解しながら,進め方の実際を学ぶことができる.改訂版ではこれまでの16検査に加え「遺伝学的検査」の項目を追加.また近年話題となった,検査の「基準値」の概念を理解する上で必須となる「基準範囲」と「臨床判断値」の違いを明確にし,各検査項目の基準値(広義)を更新した.
☆図版19点,表組35点

「改訂の序」
「検査値ベーシックレクチャー」は,一般の患者診療に不可欠な臨床検査の基礎を理解する手引書として,2008年に第1版を発刊した.それから8年の間,臨床検査は,新たな病態解明に基づく,解析技術の進歩と実用化,新規薬物治療のマーカー利用,さらに保険診療報への採用が進められ,患者診療における役割は一層重要となっている.そこで,過去10年間の展開を踏まえて,大幅改訂することとなった.
 改訂の主要ポイントの1つは,新たな展開を踏まえた内容の充実化である.まず,臨床検査の基本的知識について新たな解説を設けた.検査値を読む上で物差しとなる臨床検査値の基準,すなわち広義の基準値には,基準範囲と臨床判断値がある.臨床判断値(病態識別値とも呼ばれる)は,予防医学的閾値,診断閾値および治療閾値が含まれる.特に,基準範囲と区別すべき予防医学的閾値は,特定の疾患に関して疫学研究の結果から将来の発症リスクが高いと予測される検査値である.これらの違いを明確にし,両者が利用されている脂質検査などの基準値(広義)において具体的な数値を記述した.その他,検査病態学や治療学の進歩を踏まえて,各検査項目において,最低限必要な事項を追加記述した.
 改訂の主要ポイントの2つ目は,新たな検査項目として,「18.遺伝学的検査」を追加した点である.遺伝子関連検査は,保険診療報酬の算定対象が拡大し,特に遺伝学的検査(単一遺伝子疾患)とファーマコゲノミクス検査がそれぞれ2006年,2008年に初めて算定可能となった.単一遺伝子疾患に限らず,ファーマコゲノミクス検査や多因子疾患の易罹患性検査など遺伝学的検査の正しい理解は,一般医療において不可欠なものとなった.遺伝学的検査は,単一遺伝子疾患の発症者の確定診断をはじめ,発症前検査,血縁者の(非発症)保因者検査あるいは出生前検査として用いられる.本検査項目では,検査の分類に始まり,インフォームド・コンセントやカウンセリングなど関連知識および検査の解釈と進め方を解説した.
 以上,改訂版では,臨床検査の新たな知識の補足および基本的な知識の充実化を図った.より実践的な知識を学ぶ手引書として日頃の患者診療に活用戴ければ幸いである.

平成27年3月
宮地勇人

1 検査の利用法
2 貧血の検査
3 止血凝固検査
4 肝胆道系酵素の検査
5 黄疸の検査
6 腎機能検査
7 電解質検査
8 骨代謝検査
9 酸塩基平衡検査
10 糖脂質検査
11 心筋マーカー検査
12 腫瘍マーカー検査
13 甲状腺機能検査
14 自己免疫検査
15 輸血検査
16 ウイルス検査
17 細菌検査
18 遺伝学的検査
索引