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管理栄養士を目指す学生におすすめ教科書,約6年ぶりの改訂!

管理栄養士を目指す学生のための

解剖生理学テキスト第5版

  • 著:岩堀修明(長崎大学名誉教授)
  • B5判・344頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-0041-8
  • 2022年10月5日発行
定価 3,410 円 (本体 3,100円 + 税10%)
あり
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内容

序文

主要目次

管理栄養士養成校の学生向けの解剖生理学教科書,約6年ぶりの改訂第5版.管理栄養士国家試験の出題基準に沿って出題範囲をカバーし,受験対策にはうってつけ.今回の改訂では,より理解しやすくするとともに最近の国家試験の出題傾向に対応して,本文を広範囲に修正し,図版も一部新しいものに替えた.紙面構成はこれまでと同様,文章と図版を見開きで理解できるように配置.文章は箇条書きとし,重要事項は赤で強調.知っておくとためになる知識は「セミナー」として各章末に挿入している.本文には書ききれなかった,より深い知識につながる情報を「参考」として掲載するなど,栄養士・管理栄養士を目指す学生におすすめの1冊.
第5版序

 管理栄養士の目指すところは,健康の増進と維持,疾患の治療や予防などに対し,栄養管理の面から寄与することである.医療・福祉・教育など,管理栄養士の活躍の場は,著しく広がっており,いろいろな領域で,中心的な役割を果たしている.今後,この傾向は,いっそう顕著なものになっていくことが,予想される.
 この分野で活躍するためには,人体の構造や機能についての幅広い知見を持ち,いろいろな疾病の成り立ちに精通している必要がある.
 本書は,「管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)」に準拠して,管理栄養士を目指す学生の皆様を対象にして作成した「解剖生理学テキスト」の第5版である.
 今回の改訂では,広い範囲にわたって本文を改訂するとともに,図版の一部を新しいものに替えた.改訂の目的は,内容を理解しやすいものにするとともに,最近の国家試験の出題傾向に対応するためである.
 本書の構成は,今までと同じように,左側の本文と右側の図版が,見開きになっている.図版を参照して本文を読んでいただければ,国家試験の出題範囲が,すべてカバーできるように配慮してある.
 図版のページには,本文には書ききれなかったことや,より深い理解につながるような事項が,「参考」として小さい活字で追加してある.本文を読まれて,得心できないところが出てきたら,「参考」の部分に目を通してみていただきたい.詳しい事実を知ってみると,釈然としなかったところが,納得できるようになることがあるかもしれない.改訂にあたり,「参考」も一部改めた.
 本書が,これから管理栄養士を目指す学生の皆様だけでなく,専門領域で活躍する方々が,疑問が生じた際に,繰り返して読んでみたくなるような教科書になることを,願っている.

令和4年10月
著 者
1.人体概観
 Ⅰ 面や位置を示す用語
 Ⅱ 人体の区分
 Ⅲ 人体の部位
  セミナー 食べ物がヒトの顔形を変えた

2.細胞と組織
 Ⅰ 生体膜
 Ⅱ 細 胞
 Ⅲ 組 織
 Ⅳ 器官と器官系
  セミナー メタボリックシンドローム

3.骨格系
 Ⅰ 骨の外形と内部構造
 Ⅱ 骨格系の構成
 Ⅲ 脊 柱
 Ⅳ 胸 郭
 Ⅴ 頭 蓋
 Ⅵ 上肢の骨
 Ⅶ 下肢の骨
  セミナー 骨粗鬆症

4.筋 系
 Ⅰ 筋の形態と機能
 Ⅱ 筋系の構成
 Ⅲ 頭部の筋
 Ⅳ 頚部の筋
 Ⅴ 背部の筋
 Ⅵ 胸部の筋
 Ⅶ 腹部の筋
 Ⅷ 上肢の筋
 Ⅸ 下肢の筋
 Ⅹ ウシ,ブタ,ニワトリの筋系
  セミナー 赤筋と白筋

5.血液と免疫系
 Ⅰ 血液の構成
 Ⅱ 血 球
 Ⅲ 血 漿
 Ⅳ 止血と血液凝固
 Ⅴ 血液型
 Ⅵ 免疫系
 Ⅶ 自然免疫
 Ⅷ 獲得免疫
  セミナー 食物アレルギー

6.循環器系
 Ⅰ 循環器系の構成
 Ⅱ 心 臓
 Ⅲ 血管系
 Ⅳ リンパ管系
 Ⅴ 循環器系の調節
  セミナー 動脈硬化症

7.内分泌系
 Ⅰ 内分泌腺とホルモン
 Ⅱ 内分泌系の構成
 Ⅲ 下垂体と視床下部
 Ⅳ 甲状腺と上皮小体
 Ⅴ 副 腎
 Ⅵ 膵 臓
 Ⅶ 松果体
  セミナー クッシング症候群

8.消化器系
 Ⅰ 消化器系の構成
 Ⅱ 口 腔
 Ⅲ 咽 頭
 Ⅳ 食 道
 Ⅴ 胃
 Ⅵ 小 腸
 Ⅶ 大 腸
 Ⅷ 肝臓と胆囊
 Ⅸ 膵 臓
 Ⅹ 消化器系の調節
 Ⅺ 栄養分の消化と吸収
  セミナー 胃切除後症候群

9.呼吸器系
 Ⅰ 内呼吸と外呼吸
 Ⅱ 呼吸器系の構成
 Ⅲ 鼻 腔
 Ⅳ 喉 頭
 Ⅴ 気管と気管支
 Ⅵ 肺
 Ⅶ 胸膜と縦隔
 Ⅷ 呼吸運動と肺気量
 Ⅸ ガスの交換と運搬
 Ⅹ 呼吸器系の調節
  セミナー 慢性閉塞性肺疾患

10.泌尿器系
 Ⅰ 泌尿器系の構成
 Ⅱ 腎臓の形態
 Ⅲ 腎臓のはたらき
 Ⅳ クリアランスと腎機能検査
 Ⅴ 尿 路
  セミナー 糖尿病性腎症

11.生殖器系
 Ⅰ 生殖器系の構成
 Ⅱ 男性生殖器
 Ⅲ 女性生殖器
 Ⅳ 生殖器系の発生
 Ⅴ 性周期
 Ⅵ 受精・着床・分娩
 Ⅶ 会陰と腹膜
  セミナー 更年期障害

12.神経系
 Ⅰ ニューロン
 Ⅱ 神経系の発生
 Ⅲ 神経系の構成と仕組み
 Ⅳ 脊 髄
 Ⅴ 脳幹と小脳
 Ⅵ 前 脳
 Ⅶ 主要な神経路
 Ⅷ 髄膜,脳室および脳脊髄液
 Ⅸ 脊髄神経
 Ⅹ 脳神経
 Ⅺ 自律神経系
  セミナー アルツハイマー病

13.感覚器系
 Ⅰ 感覚と感覚器
 Ⅱ 皮膚感覚
 Ⅲ 内臓感覚
 Ⅳ 視 覚
 Ⅴ 平衡覚と聴覚
 Ⅵ 味 覚
 Ⅶ 嗅 覚
  セミナー 白内障

図版引用文献
索 引