TOPページへ

整形外科の領域において日常診療に役立つ“コツ”と,陥ってはならない“落とし穴”をまとめた実践的なシリーズ!

整形外科Knack & Pitfalls  

膝関節外科の要点と盲点

カバー写真
  • 監修:岩本幸英(九州大学教授)
  • 編集:黒坂昌弘(神戸大学教授)
  • B5判・332頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-2751-4
  • 2005年4月29日発行
定価 16,500 円 (本体 15,000円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト

上記の電子版販売サイトのボタンをクリックすると,外部のサイトに
移動します.電子版の購入方法は各販売サイトにてご確認ください.

内容

主要目次

膝関節は外傷による損傷など外科的治療の適応が多く,しかも熟練した手技の習得が必要とされる.スタンダード編では,一般整形外科医に必須のスタンダードレベルの,主な膝関節の外傷・障害に対する治療方針・基本的手技に加え,コツと落とし穴をわかりやすく記載した.応用編では,研究会や学会で繰り返し取り上げられる話題や,新しい手術手技の最前線を紹介し,究極の膝関節外科手技のエッセンスを学び取れるものとしている.

【シリーズの特色】
本シリーズでは整形外科の領域ごとに巻を分け,各巻はその分野を代表する編集者が担当.一般整形外科医が必ず知っておくべき基本的な内容を「スタンダード編」にまとめ,その分野の専門家にとって参考になる高度な内容については「応用編」に分けて記載.カラー写真や図を豊富に用いて,手術操作のコツが読者によく伝わるように編集.また各疾患の基本的知識,手術適応決定に不可欠な画像診断など,手術以外の項目も取り上げ,さらに手術の前段階の保存療法についてもポイントを絞って掲載.臨床現場で使いやすい実践的な内容がまとめられた手引書.
I 膝関節のサージカルアプローチに必要な解剖
 1.関節鏡視下手術のための解剖
 2.膝内側の解剖
 3.膝外側の解剖
 4.膝後方の解剖
II 診断の基本
 1.問診のとり方
 2.代表的疾患の徒手検査
  1)靱帯損傷の診察
  2)半月板損傷の診察
  3)関節炎の診察
  4)膝蓋大腿関節の診察
 3.単純X線撮影
 4.MRI撮影
  1)靱帯損傷
  2)半月板損傷
  3)関節炎
  4)関節骨・軟骨損傷
  5)関節内腫瘍類似疾患
 5.CT撮影
 6.関節液の検査
 7.関節液の検査
 8.関節鏡検査の基本手技
III 半月板損傷
【スタンダード編】
 1.半月板損傷に対する治療
【応用編】
 1.半月板縫合術
IV 靱帯損傷
【スタンダード編】
 1.靱帯損傷に対する治療方針
 2.靱帯損傷に対する保存的治療
 3.ACL損傷の手術治療
 4.PCL損傷の手術治療
 5.MCL損傷の手術治療
 6.PLC損傷の手術治療
【応用編】
 1.ACL損傷に対する二重束再建術
 2.PCL損傷に対する二重束再建術
 3.多重折りハムストリング腱を用いたMCL再建術
 4.PLC再建術
V 膝蓋骨のmalalignment
【スタンダード編】
 1.膝蓋骨のmalalignmentに対する治療方針
 2.膝蓋骨のmalalignmentに対する外側解離術・distal realignment
 3.膝蓋骨のmalalignmentに対するproximal realignment
【応用編】
 1.人工靱帯を用いたMPFL再建術
 2.半腱様筋腱を用いたMPFL再建術
VI その他の傷害
 1.膝蓋腱・大腿四頭筋腱腱断裂の治療
 2.離断性骨軟骨炎の治療
 3.overuseによる傷害の治療
 4.分裂膝蓋骨の治療
 5.タナ傷害の治療
 6.関節軟骨損傷の診療
 7.RSDの基本概念
VII 変形性膝関節症
【スタンダード編】
 1.変形性膝関節症に対する治療方針
 2.変形性膝関節症に対する保存的治療
 3.変形性膝関節症に対する関節鏡によるdebridement
 4.変形性膝関節症に対するclosed wedgeによる頚骨骨切り術
 5.変形性膝関節症に対する単顆型置換術
 6.変形性膝関節症に対する人工関節置換術
【応用編】
 1.open wedgeによる頚骨骨切り術
 2.頚骨骨切り手術(open wedge法)でのalignment決定法
 3.MISによる単顆型置換術
 4.人工関節置換術
VIII その他の障害
 1.関節リウマチの治療
 2.大腿骨顆部特発性骨壊死の治療
 3.痛風・偽痛風・化膿性関節炎・結核性関節炎・神経病性関節症の治療
 4.腫瘍類似疾患の治療
 5.膝関節拘縮の治療
IX 術後の後療法の実際
索引