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超高齢化社会を目前にして,地域理学療法にどうこだわるか?そして理学療法士は地域で何をなすべきか? を提示する1冊!

地域理学療法にこだわる(電子版のみ)

カバー写真
  • 監修:嶋田智明(神戸大学教授)
  • 編集:日高正巳(兵庫医療大学教授)
  • B5判・428頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-4381-1
  • 2010年3月31日発行
定価 7,150 円 (本体 6,500円 + 税10%)
なし
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内容

主要目次

高齢者急増の今日,高齢者の介護問題はますます大きな課題となってくる.
本書は,今から15年後,団塊の世代が後期高齢者となる超高齢化社会の到来を見据えて,介護領域で理学療法士の果たす役割について,現状のみならず,理想をも含めて論じた1冊.今から取り組んでおきたいこと,そのこだわりの要点,方向性とは何か,さらに地域で生活する方を対象としたときに理学療法士が何をなすべきか,そのために必要な知識は何か,などについて徹底解説.制度論的説明に終始している類書が多い中で,近未来社会の地域理学療法の理念,マインド,行動を解明せんとする新しい理学療法=地域理学療法黎明の書.
☆図版163点,表組31点,写真39点,挿絵25点
第1部 背景
 1 そもそも地域とは?─ Life Based Physical Therapy への志向
 2 これから迎えようとする社会とは? ─「 質の向上」を意識する
 3 歴史に学ぶ─歴史,社会福祉政策,体制
 4 介護予防から自立支援へ─自立支援と「社会生活力サポートプログラム」の実
 5 チームでかかわる─対象者を主役とするチームアプローチ
第2部 時間軸
 6 退院支援を考える─チーム力,総合力が問われる
 7 退院後早期にすべきこと─一生活者へのスタートライン
 8 生活安定期にすること─対象者の自己実現を!
 9 ターミナル期を演出する─対象者の物語に向き合い,寄り添い,支援する
第3部 場面軸
 10 介護老人保健施設で地域とつながり,つなげる─施設視点から在宅視点へ
 11 介護老人福祉施設での役割と実践─地域理学療法を模索する
 12 通所ケア施設では?─何が求められ,どのような能力が必要になるのか?
 13 訪問理学療法にて─一期一会の精神にこだわる
 14 ところ変われば…,寒冷地編─寒冷地仕様の訪問理学療法
 15 ところ変われば…,温暖地編─居住環境,生活環境などの違いでわかる
 16 ところ変われば…,海外編─障がいを持って生活する
第4部 技術軸
 17 障害像をとらえる─解決すべき課題を明確にしよう
 18 住宅改修サービスでの役割とは?─「住めば都」ではなく
 19 福祉用具を活用するための役割とは? ─福祉用具の選定基準と考え方
 20 活動的な生活を演出する─実践的なレクリエーション支援の極意
 21 外出する・旅行する ─1人ひとりの想いと勇気が大きな輪に,大旅行を実現
第5部 対象軸
 22 就学前から学童期─広い視点とさまざまな援助で役割を担う
 23 転倒予防─転ばずに活き活きとした生活づくりを支援する
 24 理学療法士にとってのフットケア─靴を考える
 25 褥瘡を予防する─その理解と治療の取り組み
 26 介護者指導のポイントと実際─介護環境と介護場面での応用
第6部 政策軸
 27 効果判定をしよう─目に見える効果,見えない効果
 28 経営者の視点─起業の実像と形態を分析する
 29 教育する─自立した学びのために
 30 行政機関において─体験から,可能性と必置性を訴える
 31 社会へ働きかける─論点と企業の取り組み事例
 32 他職種から求められる―1.ケアマネジャーから─「生活がある」を意識して
 32 他職種から求められる―2.保健師から─「今,」を問い続けて
 32 他職種から求められる―3.作業療法士から─チャレンジ精神を一緒に楽しむ
 33 展望─活躍の場の拡大と環境変化に対応し,夢を育む職業へ
索引