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肩関節鏡下手術スキルを身につけるためのスタンダードテキスト!

スキル関節鏡下手術アトラス  

肩関節鏡下手術

カバー写真
  • 監修:越智光夫(広島大学教授)
  • 編集:米田 稔(大阪厚生年金病院部長)
  • B5判・466頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-2765-1
  • 2010年5月27日発行
定価 19,800 円 (本体 18,000円 + 税10%)
僅少
在庫

内容

主要目次

わが国を代表する整形外科医により,肩関節鏡下手術の基礎から応用までを幅広く網羅した内容.カラー写真と手術全体の流れやポイントを示したカラーシェーマを多用して,わかりやすく解説されている.
手術手技は,ベーシック,アドバンス,フロンティアと分け,読者の習熟度に合わせて読むことができるよう工夫されている.また,読者が疑問に感じると思われる論点は,関節鏡下手術Q&Aとして随所に掲載.その他,解剖やバイオメカニクスや評価法など,関節鏡下手術に必須の知識がふんだんに盛り込まれた内容となっている.
☆図版271点,表組27点,写真1,106点
I 肩関節の解剖と機能
 1.肩の機能解剖と病態
 2.肩関節鏡手術のための局所解剖
II 肩関節鏡下手術のための基本手技
 1.肩関節の診察手技
 2.肩関節鏡手術のための麻酔と麻酔下徒手検査
 3.肩関節鏡手術のためのベーシック・セットアップ
 4.肩関節鏡手術のためのさまざまな手術器具(インスツルメント)と生体材料
 5.肩関節鏡手術のための鏡視下糸結び法
 6.肩関節鏡手術を行ううえで知っておくべきバイオメカニクスの基礎知識
III 肩関節の鏡視診断
 1.ポータルの作製と正常肩関節の関節鏡所見
 2.肩関節鏡でみられるさまざまな異常所見
IV 肩関節鏡下手術とそのスキル
[Basic]
 1.鏡視下デブリドマンの適応と手術手技のコツ
 2.鏡視下肩峰下除圧術と鎖骨遠位端切除術の適応と手術手技のコツ
 3.腱板不全断裂に対する手術適応と術式
 4.小断裂から中断裂に対する鏡視下腱板修復術の手術手技とコツ
 5.石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)に対する手術適応と術式
 6.鏡視下Bankart法の手術手技とコツ
 7.上方関節唇損傷に対する手術適応と術式
 8.肩関節拘縮に対する手術適応と術式
[Advance]
 1.肩甲下筋断裂に対する鏡視下修復術の手術手技とコツ
 2.大断裂から広範囲断裂に対する鏡視下腱板修復術の手術手技とコツ
 3.suture-bridge techniqueによる鏡視下腱板修復術の手術手技
 4.DAFF法を用いた鏡視下腱板修復術の手術手技とコツ
 5.腱板再断裂例に対するrevision surgery
 6.high demand症例に対する鏡視下Bankart法の手術手技とコツ
 7.DAFF法による鏡視下Bankart修復術
 8.HAGL損傷に対する鏡視下修復術の手術手技とコツ
 9.関節包断裂による反復性肩関節前方脱臼に対する鏡視下修復術の手術手技とコツ
 10.後方および多方向性肩関節不安定症の手術適応と鏡視下再建術
 11.外傷性前方不安定症の術後再発例に対するrevision surgery
 12.投球障害肩に対する手術適応と術式
 13.腱板疎部損傷に対する鏡視下修復術の手術手技とコツ
 14.肩Bennett病変に対する鏡視下形成術の手術手技とコツ
 15.傍肩関節ガングリオン嚢種に対する鏡視下手術
 16.肩甲上神経麻痺に鏡視下上肩甲横靱帯切離術の手術手技とコツ
 17.肩鎖関節脱臼に対する鏡視下烏口鎖骨靱帯再建術の手術手技とコツ
[Frontier]
 1.アンカーを使わない鏡視下腱板修復術の手術手技とコツ
 2.bone tunnel法による鏡視下腱板修復術の手術手技とコツ
 3.腱板広範囲団裂に対する関節鏡視下腸脛靱帯パッチ移植術
 4.鏡視下支援による大腿筋膜パッチ併用のDebeyre変法の手術適応と術式
 5.反復性肩関節前方不安定症に対する鏡視下自家腸骨ブロック移植術の手術適応と術式
 6.反復性肩関節前方脱臼に対する鏡視下Latafjet-Bankart法の手術適応と術式
 7.上腕骨頭Hill-Sachs損傷に対する鏡視下骨移植術の手術適応と術式
 8.上腕骨大結節骨折に対する鏡視下整復固定術の手術手技とコツ
 9.肩甲骨関節窩骨折に対する鏡視下骨接合術─DAFF法を応用して─
V 肩関節鏡下手術の合併症
 1.肩関節鏡手術の合併症とその対策
VI 肩関節鏡下手術のためのリハビリテーション
 1.メディカル・リハビリテーションの実際
 2.アスレティック・リハビリテーションの実際
VII 肩の診療に役立つ各種資料
 1.肩関節鏡視下手術のためのインフォームド・コンセント
 2.肩関節鏡視下手術用クリニカルパス
 3.各種評価基準
◎関節鏡下手術 Q&A
 どうして夜間痛は肩に特徴的にみられるのでしょうか?
 腱板疎部縫縮術を追加しないと脱臼再発が防げないのはなぜでしょうか?
 double row法は鏡視下腱板修復術のgold standardといえますか?
 腱板が広範囲に断裂していても腕があがる人がいますが,どうしてでしょうか?
 “subacromial impingement syndrome”は今なお米国では診断名として使われてい
 ますか?
 腱付着部症に対するTOPAZ療法(microtenotomy)が極めて有効とのことですが,そ
 の信憑性は?
 症候性の腱板断裂と痛みのない腱板断裂とでは何がどう違うのでしょうか?
 肩峰下除圧術は腱板修復の際に必ず必要でしょうか?
 スポーツ競技選手の初回新鮮脱臼には外科的一次修復が第一選択でしょうか?
 virtual reality training systemを用いた肩関節鏡教育の有用性とは?
 biceps tenotomyとtenodesisでは本当に術後成績に違いがあるのでしょうか?
 bridging techniqueを用いた腱板修復術にmedial row knotは必要でしょうか?
 両肩反復性脱臼のコンタクトスポーツ選手をいかにして術後早期に完全復帰させます
 か?
 鏡視下Bankart法にdouble row fixation,DAFF法といったfootprint fixation法は
 必要でしょうか?
 RFやレーザーによるcapsular shrinkageは世界的にも,もう行われていないのでしょ
 うか?
 脱臼の再発防止のためには肩甲上腕関節だけを治しても不十分でしょうか?
 先生が作製された投球障害肩モデルとはどのようなものでしょうか?
 中関節上腕靱帯移植術・再建術の適応と術式は?
 肩甲上神経に感覚神経はありますか?
 有痛性肩疾患に対するUniversal Subcutaneous Endoscopy(USE)systemの適応と
 限界は?
 骨軟骨移植(モザイクplasty)で硝子軟骨は修復されるのでしょうか?
 どれぐらい修行をつめば一人前の肩関節鏡外科医になれますか?(その1)
 どれぐらい修行をつめば一人前の肩関節鏡外科医になれますか?(その2)
 肩の手術後はEPMやCPMで早く動かさないと本当に関節が固まってしまうのでしょう
 か?
 肩の術後の痛みのコントロールには何が安全,快適で最も効果的なのでしょうか?
 肩の術後のリハビリテーション開始時期やスポーツ復帰時期に根拠はあるのでしょう
 か?
 反復脱臼予防装具はどのようなスポーツ選手の復帰に対して効果的でしょうか?
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