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13年ぶり,待望の改訂!本邦きっての美容外科の名手が全ての形成外科医,眼科医,美容外科医に贈る必携書!!

スキル美容外科手術アトラス  

眼瞼第2版

カバー写真
  • 著:市田正成(いちだクリニック院長)
  • B5判・204頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-2633-3
  • 2016年10月15日発行
定価 22,000 円 (本体 20,000円 + 税10%)
あり
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内容

序文

主要目次

好評の初版から13年ぶりの改訂.本邦きっての美容外科の名手である著者が,約40年にわたる経験から得た眼瞼手術の知識と技術を余すこと無く解説した決定版.様々なシチュエーションにおける眼瞼手術全41症例を取り上げ,手術の各ステップを多数の写真とシェーマを用いて解説.術後のケアや不測の事態への対処法についても詳しく解説された実践書.各章末尾のコラムには,美容外科医のありかたや,印象に残った患者さんなど,ベテランの著者ならではのエピソードが満載で楽しく読める工夫がなされている.全ての形成外科医,眼科医,美容外科医必携の書.
2版の序

 初版の「スキル美容外科手術アトラス 眼瞼」が2003年に世に出てから13年が過ぎました.その間に多くの若い美容形成外科医の先生方から,「先生の著書で眼瞼手術の勉強をしました」という言葉をかけていただきました.それは,私にとって,大いなる達成感と励みとなりました.本アトラスを読んでいただきました諸先生方には深く感謝しております.
 「日本の美容外科は,眼瞼に始まり眼瞼に終わる」と言われるくらい,眼瞼の手術は多くの美容形成外科医によって頻繁に行われています.眼瞼の美容外科手術は簡単にできるものもありますが,ひとつ間違うと迷路に迷い込んだように,回復困難な状況にはまってしまうことが往々にしてあります.その理由は,顔面の他の手術に比べて,眼瞼は常に開瞼閉瞼という動きがある組織であるがゆえに,外観を整えるだけでは完成品とならないからです.また,眼瞼は顔の中心にあり,顔の第一印象に大きく影響を与える組織でもあるからです.
 今どきの患者はインターネットで多くの情報を集めます.そうして手術には失敗することもあるということを知り,いろいろな失敗例を見てしまいます.そして自分が受けた手術が不適切であったことを知るのです.医学的に素人の患者が,簡単に表向きの医学知識を得ることができる時代です.しかし,患者は情報の取捨選択ができません.つまり術後起こり得る不測の事態の頻度もわかりません.それゆえ,不安は増幅する可能性があります.まさに情報氾濫時代なのです.それだけに,術前のインフォームドコンセントは特に重要です.
 この度の改訂版の執筆に関しては,そういう時代背景も考慮に入れて,より充実した内容のものにするべく,眼瞼の解剖に加え,症例も増やし,サプリメントも増やしました.患者は自分の受けた手術については,結果がどんな出来栄えであれ,受け入れるしかありません.例えば,ラーメンのように食べ比べができないのです.それゆえ多くの患者は,60点であれば満足してくれます.しかし,いかに有名な病院で手術を受けても,一度まずい結果を味わうと,今度はちゃんとした結果を求めてより良いクリニックを真剣に探します.その結果,真面目で技術のしっかりしたクリニックに患者は集中することになります.
 プロの美容形成外科医なら,どんな結果が出ても,最後まで,患者に愛想を尽かされないように,誠心誠意,患者と向き合うべきです.そのためには,回復手術のためのいろいろな技を持っていなければなりませんが,それには形成外科の基本的技術が絶対に必要です.そして,そういう技術の応用力,発想を変える機転,応用する決断力などが備わって初めて理想的な結果が出せるのです.
 患者に見放されることは医者の恥です.プロなら当然そう思わなければいけません.そういう向上心と情熱を持った若い先生方のために,教科書のない時代から試行錯誤を繰り返しつつ,修練を積んできた筆者は,若い美容形成外科医に少しでもお役に立てればと思い,いろいろな観点から解説やアドバイスをいたしました.
 最後になりましたが,この度の改訂版の執筆にあたり,終始ご理解とご協力を賜りました,文光堂の浅井麻紀社長と編集企画部末冨聡氏に深く感謝申し上げます.

2016年10月吉日
市田 正成
第1部 眼瞼の解剖
 1. 眼瞼の解剖学教科書に見る眼瞼の形態
 2. 上眼瞼の解剖
 3. 下眼瞼の解剖
第2部 基本手術 Primary operations
 1. 切開式重瞼術-全切開法
  症例1 幅のある平行型の重瞼にしたケース
  症例2 末広型で幅は狭くても大きい目を希望したケース
 2. 切開式重瞼術-部分切開法
  症例 埋没法ではすぐに重瞼線が消失しそうな腫れぼったい眼瞼のケース
 3. 埋没式重瞼術-皮膚側結紮法
  症例1 市田法(25G針誘導法)
  症例2 市田法2点法(25針誘導法)で行ったケース
  諸家の方法
 4. 埋没式重瞼術-結膜側結紮法
  症例 市田法(25G針誘導法)
 5. 抜糸式重瞼術(いわゆるビーズ法)
  症例1 埋没法で手術した後,右のみ重瞼線が消失したケース
  症例2 切開法でなく,重瞼線が消失しにくい手術法を希望したケース
  症例3 ビーズ法を希望した中年男性のケース
 6. 上眼瞼除皺術
  症例1 眉毛を最大挙上し開瞼していたケース
  症例2 軽度の眼瞼下垂のあるケース
  症例3 眉毛下縁切除をしたケース
 7. 上眼瞼陥凹症手術
  症例1 片側の陥凹に脂肪移植を行ったケース
  症例2 上眼瞼の陥凹のみが顕著で脂肪注入のみを行ったケース
  症例3 皮膚のたるみと軽度の陥凹のあるケース
 8. 眼瞼下垂症手術
  症例1 コンタクトレンズによる眼瞼下垂症のケース
  症例2 老人性眼瞼下垂症のケース①(睫毛側皮膚切除法)
  症例3 老人性眼瞼下垂症のケース②(眉毛下縁部皮膚切除法)
  症例4 老人性眼瞼下垂症のケース③(睫毛部および眉毛上縁部の2ヵ所で皮切)
  症例5 先天性眼瞼下垂症のケース(筋膜吊り上げ手術)
 9. 下眼瞼除皺術
  症例1 下眼瞼のたるみの解消を希望したケース
  症例2 下眼瞼除皺術の後,脂肪注入術を行ったケース
  症例3 Hamra法による下眼瞼除皺術を行ったケース
 10. 目頭切開術
  症例1 目頭切開術と切開式重瞼術を同時に行ったケース
  症例2 切開式重瞼術を同時に行ったケース
 11. 睫毛内反症手術
  症例1 他院にて両上下眼瞼睫毛内反症手術を受けるも再発したケース
  症例2 上下の睫毛内反症に目頭切開術を同時に行ったケース
第3部 Unfavorable resultsに対する回復手術
 1. 三重瞼を二重瞼に戻す回復手術
  症例1 切開式重瞼術の後,三重瞼を生じたケース①
  症例2 切開式重瞼術の後,三重瞼を生じたケース②
 2. 広すぎる重瞼幅を狭くする回復手術
  症例1 radicalな上下眼瞼除皺術を受けていたケース
  症例2 幅広く眼窩脂肪を取りすぎたケース
  症例3 幅広い重瞼で,しかも眼瞼陥凹症になっていたケース
 3. その他の上眼瞼手術後回復手術
  症例1 術後に血腫を生じたケース
  症例2 重瞼術後,目が開きすぎて不自然な目つきとなったケース
  症例3 埋没糸が露出してきたケース
  症例4 埋没糸が手術直後からずっと露出していたケース
 4. 眼瞼手術後の閉瞼障害の回復手術
  症例1 下眼瞼除皺術後の「あかんべー」のケース
  症例2 切開式重瞼術術後兎眼症となり,睡眠中閉瞼できず疼痛を生じていたケース
 5. その他の下眼瞼術後回復手術
  症例1 術後,血腫が目立つ隆起となったケース
  症例2 経結膜的眼窩脂肪除去術後,かえって老け顔になったケース
 6. 目頭切開を元に戻す回復手術
  症例 目頭切開術を受けたが元に戻したいというケース
参考文献
索 引