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眼科診療のスタンダードをビジュアルに解説!実践的シリーズの決定版!!

新篇眼科プラクティス  8

ぶどう膜炎の心得

すべての眼科医のために

カバー写真
  • 編集:園田康平(九州大学教授)
  • シリーズ監修:大鹿哲郎(筑波大学教授)
  • シリーズ編集:園田康平(九州大学教授)
  • シリーズ編集 近藤峰生(三重大学教授)
  • シリーズ編集 稲谷 大(福井大学教授)
  • B5判・216頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-5620-0
  • 2023年4月4日発行
定価 11,000 円 (本体 10,000円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト

※電子版の購入方法は,各販売サイトにてご確認ください.

内容

序文

主要目次

ぶどう膜炎診療に必要な知識を,過去に類を見ないほど徹底的にビジュアル化.所見はたくさんのイラスト・典型写真でポイントをわかりやすく提示.フローチャートも満載で,第一線で活躍する先生方の考え方がわかる.すべての眼科医の先生にご覧いただきたい一冊.

【シリーズ概要】
「日常臨床にすぐ役立つ」をコンセプトとした「眼科プラクティス」の最新シリーズ.今シリーズでは図版をより効果的に示すことで,さらにビジュアル面を大幅強化.直感的に理解できる「視る教科書」を目指した.
「ぶどう膜炎の心得―すべての眼科医のために―」序文

 ぶどう膜炎は決して珍しい病気ではありません.あらゆる病院やクリニックで診察する機会があり,外来で2~3日診察していれば,重症度は別にして必ず何人か診察する機会はあるでしょう.「私は専門外なのでよくわかりません」と逃げてばかりもいられません.
 「ぶどう膜炎は苦手だ」という声をよく聴きます.「ぶどう膜炎は所見をみてもさっぱり診断がつかないし,治療といえばまあステロイドだけど,どう使っていいのかわかりにくい」こんな感じです.眼科の魅力としては,「所見をみてそのまま診断がつき,手術でよく治る」ことが挙げられますが,そんな魅力に惹かれて眼科医になった若い先生にとって,ぶどう膜炎がとっつきにくく映るのはうなずけます.ぶどう膜炎は,ぱっと見て診断がつかないけれども,推理し,検査を組み立て,リーズナブルな治療を開始する,といった応用力が問われるわけです.系統立てて教えてくれる上級医が近くにいれば,なるほど! ということになり,今までベールに包まれていたぶどう膜炎が,面白い分野に早変わりします.
 新篇眼科プラクティスは“視る教科書”です.本書ではぶどう膜炎の詳細は他書にあずけ,字数を絞って,実践的に何が大切なのかをビジュアル化することにこだわりました.限られた日常診療の時間でより効果的に大事な所見を見逃さないために達人たちはどこをみているのでしょうか? 何を考えて検査や治療を組み立てているのでしょうか? 所見については,典型写真と共にイラストを多く示して,ポイントをわかりやすく提示していただきました.また,達人の考える道筋がわかるフローチャートを数多く掲載しています.ぶどう膜炎を専門としない先生の疑問に対して,一目でわかるように組み立てています.
 本書が若手からベテランの多くの先生にとって,ぶどう膜炎診療の助けになれば幸せです.これであなたもぶどう膜炎が面白くなります!

2023年3月
園田康平
【総説】
 最初にぶどう膜炎をみたら

【解説】
Ⅰ.ぶどう膜炎を最初にみたときの心得
 1.問診の取り方
 2.所見の捉え方
  1)前眼部
  2)後眼部
 [A]ぶどう膜炎疫学調査
 3.肉芽腫性と非肉芽腫性ぶどう膜炎をなぜ見分けなければならないか
 [O]SUN眼内炎症所見のグレーディングとその使用法
 4.感染性ぶどう膜炎,悪性腫瘍の鑑別―抗炎症療法を開始する前に―
 5.日本と世界のぶどう膜炎診断基準
Ⅱ.ぶどう膜炎検査オーダーの心得
 1.所見診断→3つの鑑別疾患→検査オーダー
 2.血液・尿検査のオーダー
 3.画像検査
 4.眼内検査のオーダーについて
 [O]多項目PCR(multiplex PCR)
 [T]ヒト検体網羅的解析CyTOF
Ⅲ.ぶどう膜炎の原因別分類と特徴
 1.内因性ぶどう膜炎
  1)Behçet病
  2)サルコイドーシス
  3)Vogt–小柳–原田病
  4)交感性眼炎
  5)急性前部ぶどう膜炎
  6)炎症性腸疾患に伴うぶどう膜炎
  7)その他のリウマチ関連疾患に伴うぶどう膜炎(全身性エリテマトーデス,皮膚筋炎,強皮症)
  8)乾癬性ぶどう膜炎
  9)Fuchs虹彩異色性虹彩毛様体炎
  10)Posner–Schlossman症候群
  11)糖尿病虹彩毛様体炎
  12)尿細管間質性腎炎ぶどう膜炎(TINU)症候群
  13)水晶体起因性ぶどう膜炎
  14)若年性慢性虹彩毛様体炎
  15)中間部ぶどう膜炎,樹氷状網膜血管炎,特発性網膜血管炎
 2.感染性ぶどう膜炎
  1)急性網膜壊死
  2)サイトメガロウイルス網膜炎
  3)HTLV–1関連ぶどう膜炎
  4)ヘルペスウイルス前部ぶどう膜炎
  5)結核性ぶどう膜炎
  6)梅毒性ぶどう膜炎
  7)眼トキソプラズマ症
  8)ネコひっかき病
  9)内因性転移性眼内炎(細菌,真菌)
 3.仮面症候群
  1)悪性リンパ腫
  2)悪性リンパ腫以外の眼内原発腫瘍
  3)転移性腫瘍,白血病眼内浸潤,その他
 4.強膜ぶどう膜炎,色素上皮脈絡膜炎
  1)前部強膜ぶどう膜炎
  2)後部強膜ぶどう膜炎
  3)色素上皮脈絡膜炎(APMPPE,地図状脈絡膜炎,多巣性脈絡膜炎,MEWDS)
 [O]薬剤性ぶどう膜炎
Ⅳ.ぶどう膜炎治療の心得
 1.ぶどう膜炎治療の考え方
 2.局所治療:点眼,局所注射,インプラント
 3.副腎皮質ステロイド全身治療
 [O]steroid–sparing drugという考え方
 4.免疫抑制薬の使い方
 5.生物学的製剤の使い方
 6.外科的治療
 [O]病診連携のあり方,電子化

索引

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