子どもの急な病気への対応を,わかりやすいイラストで解説!
目でみる小児救急
内容
主要目次
本書は,救急外来を受診した小児患者にどう対応するかについて,第一線で活躍する医師たちによる詳細な記述と豊富なイラストや写真でビジュアルに解説した1冊.I章の「症候からみた診断の進め方」では,「発熱」「腹痛」といった救急外来でよく目にする症状について,今すぐ使える鑑別診断フローチャート・救急での対応を掲載.III章の「疾患のメカニズムと治療」では,小児の代表的な疾患について,病態から治療までを詳述しているため,小児科医でなくても,小児特有の病気の概要を把握できる.そのほか,処置や外傷への対応など,小児救急外来を俯瞰した構成となっている.小児科医はもとより,小児科以外の医師やコメディカル・研修医の方まで,小児救急外来に携わるすべての方におすすめ.
☆図版248点,表組116点,写真194点
1.発熱
2.咳
3.喘鳴・呼吸困難
4.嘔吐
5.下痢
6.脱水症
7.発疹
8.痙攣・意識障害
9.腹痛
10.頭痛
11.乳児の不機嫌
12.浮腫
13.黄疸
14.チアノーゼ
15.貧血
16.出血傾向
17.ショック
18.心不全
II.小児救急診療に必要なテクニック
1.問診の進め方
2.理学所見の取り方
3.感染症流行の季節的変動とその把握
4.検査の進め方
5.モニタリングの進め方
6.酸素投与・気管内挿管
7.心臓マッサージ・胃チューブ挿入・導尿
8.血管確保
9.胸腔穿刺・胸腔ドレーン挿入・止血
III.疾患のメカニズムと治療
[呼吸器疾患]
1.上気道炎
2.気管支喘息発作
3.クループ症候群
4.気管支炎・肺炎
[循環器疾患]
5.PDA非依存性先天性心疾患
6.PDA依存性先天性心疾患
7.Fallot四徴症の低酸素発作
8.感染性心内膜炎
9.不整脈
[消化器疾患]
10.冬季嘔吐下痢症・脱水症
11.ケトン性低血糖症・アセトン血性嘔吐症
12.虫垂炎
13.腸重積
14.胃・十二指腸潰瘍
15.イレウス
16.急性肝炎・急性肝不全
[血液疾患]
17.顆粒球減少症
18.特発性血小板減少性紫斑病
19.血友病
20.播種性血管内凝固症候群
[泌尿器・生殖器疾患]
21.ネフローゼ症候群
22.急性糸球体腎炎
23.溶血性尿毒症症候群
24.尿路感染症
25.精巣捻転
[内分泌・代謝性疾患]
26.急性副腎不全
27.糖尿病性ケトアシドーシス
[アレルギー疾患]
28.アトピー性皮膚炎
29.アレルギー性鼻炎
30.血管性紫斑病
[感染症など]
31.インフルエンザ
32.麻疹
33.風疹
34.水痘・帯状疱疹
35.ムンプス
36.百日咳
37.手足口病
38.ヘルペス感染症
39.溶血性連鎖球菌感染症
40.ブドウ球菌感染症
41.川崎病
42.結膜炎
43.外耳炎・中耳炎
44.口内炎・口角炎
45.齲歯・歯肉炎
[神経系疾患]
46.熱性痙攣
47.てんかん発作・痙攣重積状態
48.急性脳症
49.脳炎・髄膜炎
50.片頭痛
[新生児疾患]
51.低出生体重児の入院
IV.外傷・その他の小児救急疾患
1.外傷治療の基本
2.スポーツ障害
3.熱傷
4.誤飲・誤嚥(誤吸引)
5.溺水
6.薬物中毒
7.熱中症
8.被虐待症候群
9.神経性食欲不振症
10.自殺企図
資料
引用一覧
索引