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整形外科の領域において日常診療に役立つ“コツ”と,陥ってはならない“落とし穴”をまとめた実践的なシリーズ!

整形外科Knack & Pitfalls  

外傷の初期治療の要点と盲点

カバー写真
  • 編集:岩本幸英(九州大学教授)
  • B5判・426頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-2758-3
  • 2007年7月9日発行
定価 16,500 円 (本体 15,000円 + 税10%)
あり
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内容

主要目次

従来の外傷の教科書は,部位別に診断・治療について解説しているものが多いが,本書は,部位を問わない外傷の一般的な治療方針,外傷処置の基本手技についても解説している点が特徴である.治療方針と,応用編の続発症・合併症の章は,構成(見出し)を揃えているため,読者がすぐに必要な箇所を探すことができる.応急処置,手術手技についてはイラスト・写真を経時的に並べているためわかりやすい.
☆図・イラスト716点,表116点,写真477点

【シリーズの特色】
本シリーズでは整形外科の領域ごとに巻を分け,各巻はその分野を代表する編集者が担当.一般整形外科医が必ず知っておくべき基本的な内容を「スタンダード編」にまとめ,その分野の専門家にとって参考になる高度な内容については「応用編」に分けて記載.カラー写真や図を豊富に用いて,手術操作のコツが読者によく伝わるように編集.また各疾患の基本的知識,手術適応決定に不可欠な画像診断など,手術以外の項目も取り上げ,さらに手術の前段階の保存療法についてもポイントを絞って掲載.臨床現場で使いやすい実践的な内容がまとめられた手引書.
[スタンダード編]
I 救急患者への基本的対応
 1.救急外来における心構え
 2.全身状態のチェックポイント
 3.1次救命処置(BLS)・二次救命処置(ALS)
 4.ショックへの対応
 5.多発外傷における整形外科外傷への初期対応─JPTECとJATECTMの展開─ 
II 外傷治療の基本方針
 1.骨折に対する一般的な治療方針
 2.骨折・脱臼に対する部位別の治療方針
 3.脊椎・脊髄損傷の治療方針
 4.末梢神経損傷の治療方針
 5.小児患者への対応
 6.高齢者への対応
III 外傷の処置
 1.骨折・脱臼に対する処置
 2.軟部組織損傷に対する処置
 3.脊椎・脊髄損傷患者の救急処置 
 4.骨盤輪骨折・仙腸関節脱臼の救急処置
 5.切断指(肢)に対する処置
 6.熱傷に対する処置
 7.凍傷に対する処置
 8.電撃傷に対する処置
 9.咬傷に対する処置
 10.異物の確認と摘出
IV 手術の基本
 1.瘢痕を最小にする皮膚縫合
 2.新鮮創傷処置
 3.骨折の内固定材料に関する基礎知識
 4.骨折手術に用いる器械・器具
 5.骨折手術の基本手技
 6.断端形成術
 7.切断指再接着術
 8.血管吻合
 9.末梢神経縫合
 10.腱縫合
[応用編]
I.救急外傷に伴う合併症・続発症
 1.コンパートメント症候群
 2.主要動脈損傷
 3.Volkmann 阻血性壊死・拘縮
 4.骨折脱臼に伴う神経麻痺
 5.気胸・血胸
 6.クラッシュ症候群(圧挫症候群)
 7.脂肪塞栓症候群
 8.ガス壊疽
 9.破傷風
 10.壊死性筋膜炎
 11.肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症
 12.複合性局所疼痛症候群(CRPS)
 13.心的外傷後ストレス障害(PTSD)
II.特殊な骨折に対する治療
 1.骨欠損に対する処置
 2.病的骨折の診断と治療方針
 3.人工関節周囲の骨折への対処
 4.偽関節手術の基本
 5.軟部組織欠損を伴った開放性骨折─Gustilo分類IIIBを中心に─
索引