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筋・骨格系理学療法の臨床応用ガイダンス!

臨床思考を踏まえる理学療法プラクティス  

新人・若手理学療法士のための最近知見の臨床応用ガイダンス(電子版のみ)

筋・骨格系理学療法

カバー写真
  • 常任編集:嶋田智明(元 神戸大学)
  • 常任編集 有馬慶美(新潟保健医療専門学校)
  • 常任編集 斉藤秀之(筑波記念病院)
  • B5判・204頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-4395-8
  • 2013年5月23日発行
定価 5,280 円 (本体 4,800円 + 税10%)
なし
在庫
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内容

主要目次

筋・骨格系理学療法の変遷と社会的(患者)ニーズおよびそれに応えるように発展してきた理論と技術や,筋骨格系の問題の根本を探るために開発された新しい検査法や推論方法,筋骨格系理学療法の進化・発展の象徴である姿勢・動作分析の診療における重要性と患者の問題を解決する上での意義ならびにその視点について論じ,治療のコンセプトと実際を紹介し,具体的事例をもとに症例検討をしている.
Part Ⅰ 筋骨格系理学療法の進化・発展の背景
1 筋骨格系理学療法の変遷と社会的(対象者)ニーズ,
  およびそれに応えるように発展してきた理論や技術
 理学療法はサイエンスとテクニックの結集
 筋骨格系理学療法はどのような進化・発展を遂げてきたか?
 近年における身体運動遂行システム理論は?
 筋骨格系理学療法技術の時代的趨勢は?
 筋骨格系理学療法技術としての徒手理学療法の展開
 筋骨格系理学療法の今後の方向性と課題は?
2 検査・評価・診断技術の進化と発展
 筋骨格系障害に対する臨床思考の変遷
 EMGを用いた評価技術の変遷
  ミニレクチャー  クリニカルリーズニング能力を高めるには
3 運動器超音波検査
 肩関節
 肘関節
 股関節
 膝関節
 足関節
 まとめ
4 姿勢・動作分析の重要性とその意義
 姿勢・動作分析はなぜ必要か?
 何をどう観るのか
 観たものをどう咀嚼するか
  ミニレクチャー  運動連鎖
Part II 治療理論・技術の開花
1 筋膜マニピュレーション
 筋膜の概念は昔とは変わった!
 筋膜になぜ着目するのか?
 筋膜機能異常にどうやって立ち向かうのか?
 筋膜マニピュレーションとは?
 筋膜の生理学を説明しよう!
 筋膜マニピュレーションの適応と禁忌は?
 筋膜マニピュレーションの実際は?
 治療中の反応を感じ取ることが大切!
 治療後の反応も患者に説明する必要がある
 分節性CCの治療例(膝─後方の筋膜単位の治療例)
 全節性CCの治療例(矢状面での治療例)
 CFの治療例
  ミニレクチャー  筋・筋膜の連結
2 コアセラピー
 腰痛・骨盤痛に対するコアセラピーの基本概念
 リアライン・コンセプトに基づく評価
 リアライン・コンセプトに基づく治療
 まとめ
  ミニレクチャー  ロルフィングに学ぶロルフィングは米国Rolf Instituteの登録商標である.
3 コアスタビリティー
 コアってなに? スタビリティーってなに?
 コアスタビリティーが話題になるのはなぜ?
 コアスタビリティーの構成要素は何?
 腹横筋や骨盤底筋は,どんな役割を果たしているの?
 コアスタビリティーが障害されるとどうなるの?
 コアスタビリティーを向上させるためにはどうしたらいいの?
 本当に触診で収縮がわかる?
 引き算的評価
 予測的に反応する腹横筋と骨盤底筋の収縮を随意的に練習して効果があるの?
 腹横筋と骨盤底筋の随意的収縮が自覚できたらその次は?
 コアスタビリティーの練習は,腹横筋と骨盤底筋だけでいいの?
 コアスタビリティーの練習の難易度はどうすればいいの?
  ミニレクチャー  皮膚運動学
4 Spine Dynamics療法
 因果応報
 地球上のルールを知るには,ニュートンを知るべし!
 ヒトに共通する地球上のルールとは?
 地球上のルールと運動を考慮した評価①(第2の法則)
 地球上のルールと運動を考慮した評価②(第3の法則)
 運動療法の実践
  ミニレクチャー  スリングエクササイズセラピー─レッドコードを利用したアプローチ─
5 レッドコード・トリートメント「ニューラックメソッド」
 レッドコードの歴史および変遷
 ニューラックメソッドの概念および特徴
 レッドコードの紐の特性
 レッドコードの漸増抵抗運動
 ニューラックメソッドの準備
 ニューラックメソッドの実際例
 ニューラックメソッドのまとめ
  ミニレクチャー  ボディワーク
6 MSIアプローチ
 慢性・難治化した運動機能障害をどう捉えるか
 MSIアプローチの目のつけどころ
 実はとても奥深いDSM
 MSIアプローチによる評価・治療の実際
Part III 筋骨格系理学療法の新たな実践
  ミニレクチャー  基礎と理学療法の連結
1 近位部─上肢筋骨格系障害(肩峰下インピンジメント症候群)への挑戦
 肩峰下インピンジメント症候群とは
 肩峰下インピンジメント症候群の臨床症状
 画像所見から何を読み取るか
 肩峰下インピンジメント症候群における理学療法評価のポイント
 肩峰下インピンジメント症候群における理学療法のポイント
2 遠位部─上肢筋骨格系障害(橈骨遠位端骨折)への挑戦
 固定除去初期に何をするべきか
 ROM回復期に何をするべきか
 筋力回復期に何をするべきか
3 頭部・頸部─脊柱筋骨格系障害への挑戦
 症例
 治療ターゲットの特定
 仮説の構築
 治療介入
 アウトカム
4 胸腰椎─脊柱筋骨格系障害への挑戦
 胸郭(中枢)と四肢(末梢)との関係
 治療効果の持続は,自律的な動きをつくること!
 症例プロフィール
 胸郭の側方偏位と腰部多裂筋の関係
 外腹斜筋の評価
 前鋸筋の評価
 広背筋の評価
 体幹安定化のための胸郭アプローチ
 結果
5 近位部─下肢筋骨格系障害への挑戦
 過度な負荷を避けるための非対称性運動パターン
 健常者でも体幹傾斜は自然に行われている
 非対称性は許容できるか?
 対称的運動パターンの回復に対するバイオフィードバックの利用
6 遠位部─下肢筋骨格系障害への挑戦
 症例紹介
 初期の理学療法診断過程
 再評価
 おわりに
  ミニレクチャー  筋骨格系理学療法の醍醐味
索引