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わかる!使える!核医学の決定版!

わかりやすい核医学第2版

  • 編集:玉木長良(京都府立医科大学大学院医学研究科放射線診断治療学特任教授)
  • 編集 平田健司(北海道大学大学院医学研究院画像診断学教室准教授)
  • 編集 真鍋 治(自治医科大学附属さいたま医療センター放射線科准教授)
  • B5判・336頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-3764-3
  • 2022年1月18日発行
定価 13,200 円 (本体 12,000円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト
電子書籍の販売サイト

※電子版の購入方法は,各販売サイトにてご確認ください.

内容

序文

主要目次

難しくなりがちな核医学を,病態生理から検査の進め方,画像の読み方へと解説を進めることにより,誰にでも理解しやすい構成となっている.2015年発行の第1版から最近進化の目覚ましい内用療法や,PETについて大幅に加筆し,最新の内容を盛り込んだ.また,読影の鍵になるものも追加し,基礎から最新の話題までを網羅した.放射線科専門医をめざす若手医師はもちろん,核医学検査,内用療法が必要な診療領域の医師・技師すべてを対象とした,“みんなのための核医学のテキスト”待望の第2版.

第2版 序文

 「わかりやすい核医学」を出版して,約6年が経過しました.
 この間に核医学の技術は進歩し,薬剤も開発され,新しい臨床応用も広がってきています.特に,内用療法の新しい手法が次々に登場し,わが国にも次第に臨床応用が広がりつつあります.核医学の一番の進歩は,この内用療法の発展により診断から治療まで一気通貫の流れができつつある点に集約されるかもしれません.そして,ほかの医療分野と同様に人工知能(AI)が研究段階から実用段階へと徐々に拡大し,診断支援や画質改善などの目的に活用されつつあります.
 近年のCOVID‒19感染拡大により,学生実習や研修医の教育などがインターネットを活用して遠隔で実施される機会も増えました.その折に学生や若手医師に対して,そばにある書籍を活用しにくくなったことがあります.学生実習を遠隔で行っていて,本当に困ったのが学生のそばにこのテキストがないことでした.このテキストを用いて授業を行った際に,学生から肺癌の病期分類が変更されていたことを指摘されました.このような最新の情報は,インターネットでの入手が優れている点を認めざるをえませんでした.その学生からの指摘が本書を改訂に導く強いきっかけになったことは事実です.参考書はどうしても数年経過すると古くなります.しかし系統的な学習をするには,インターネットだけではなく,成書を使って学習することが大切だと思います.またそれに即した参考書の定期的な更新も必要になります.核医学の実習や卒後研修において常に本書を手元に置いて活用できるように内容を更新し,読者の皆様が系統的な学習をできるように努めていきたいものです.
 本書の改訂では,従来の手法をとりつつ,新しい分野の説明を追加するとともに,検査の少なくなった箇所は思い切って,分量を減らしています.特にPETの利用が広がってきており,画像の質も格段に改善されています.PETについては,内用療法と同様に分量を増やして,内容も充実させています.他方,各章の要点を必ず最後につけるようにし,また読影の鍵となるものも新しく挿入してみました.さらにこの改訂版の表紙と初版の表紙を見比べていただくと,どのような改良があるのかが一目でわかると思います.
 本書の改訂が,多くの方々の核医学診療や教育,さらには研究にも活用されることを心から願っています.

2022年 新春
京都府立医科大学 玉木長良
北海道大学 平田健司
自治医科大学 真鍋 治

I 核医学で知っておくべき最低限の基礎知識
 A.放射能・放射線の基礎
 B.放射性医薬品
 C.核医学装置
 D.画像解析

II 脳神経
 
III 循環器
 A.心筋血流シンチグラフィ
 B.心臓交感神経イメージング
 C.心臓脂肪酸代謝
 D.心臓糖代謝イメージング
 E.ピロリン酸イメージング
 F.心プールシンチグラフィ

IV 呼吸器

V 内分泌
 A.甲状腺
 B.副甲状腺
 C.副腎
 D.神経内分泌腫瘍

VI 骨

VII 消化器
 A.唾液腺
 B.肝臓
 C.胆道
 D.消化管出血
 E.Meckel憩室

VIII 腎・泌尿器

IX 腫瘍
 A.基礎
 B.生理的集積
 C.脳
 D.頭頸部
 E.胸部
 F.腹部
 G.生殖器
 H.悪性リンパ腫
 I.その他のがん

X 炎症

XI リンパ節・リンパ管
 A.センチネルリンパ節
 B.リンパ管シンチグラフィ

XII 内用療法
 A.基礎
 B.甲状腺癌
 C.Basedow病
 D.前立腺癌骨転移
 E.悪性リンパ腫
 F.膵・消化管神経内分泌腫瘍
 G.交感神経系神経内分泌腫瘍

XIII 核医学の今後の発展

索 引