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整形外科の領域において日常診療に役立つ“コツ”と,陥ってはならない“落とし穴”をまとめた実践的なシリーズ!

整形外科Knack & Pitfalls  

手の外科の要点と盲点

カバー写真
  • 監修:岩本幸英(九州大学教授)
  • 編集:金谷文則(琉球大学教授)
  • B5判・428頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-2756-9
  • 2007年4月9日発行
定価 19,800 円 (本体 18,000円 + 税10%)
あり
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内容

主要目次

本書では,一般的な解剖ではなく,サージカル・アプローチに必要な解剖を掲載.外傷と障害の章では,手術のタイミング・術式選択をスタンダード編,手術のコツを応用編として,レベルに応じた読み分けができる内容構成.術式は,写真やイラストを豊富に用いて経時的に解説し,手順やコツ,気をつけるべき点が一目でわかる.日常診療で遭遇する可能性のある疾患をほぼすべて網羅しているので,本書1冊で手の疾患の治療の全容を把握できる.
☆図表316点,写真525点

【シリーズの特色】
本シリーズでは整形外科の領域ごとに巻を分け,各巻はその分野を代表する編集者が担当.一般整形外科医が必ず知っておくべき基本的な内容を「スタンダード編」にまとめ,その分野の専門家にとって参考になる高度な内容については「応用編」に分けて記載.カラー写真や図を豊富に用いて,手術操作のコツが読者によく伝わるように編集.また各疾患の基本的知識,手術適応決定に不可欠な画像診断など,手術以外の項目も取り上げ,さらに手術の前段階の保存療法についてもポイントを絞って掲載.臨床現場で使いやすい実践的な内容がまとめられた手引書.
I.手の外科に必要な解剖
 1.手のサージカル・アプローチに必要な解剖
 2.前腕のサージカル・アプローチに必要な解剖
II.診断の基本
 1.問診・視診・触診・聴診のコツ
 2.筋力検査の手順とコツ
 3.感覚機能検査の手順とコツ
 4.単純X線像の読影のポイント
 5.超音波検査所見の読み方のポイント
 6.関節造影像の読影のポイント
 7.CTが特に有用な手の疾患とその見方
 8.MRIが特に有用な手の疾患とその見方
 9.関節鏡による手の疾患の見方と治療のコツ
 10.電気診断学的検査所見の読み方のポイント
III.存療法の基本
 1.保存療法の基本
 2.関節内注入と腱鞘内注入のコツ
III.外傷
[スタンダード編]
 1.骨折治療の基本方針
 2.脱臼治療の基本方針
 3.靱帯損傷治療の基本方針
 4.腱断裂治療の基本方針
 5.神経損傷の診断と治療の基本方針
 6.血管損傷治療の基本方針
 7.切断指(肢)再接着の基本方針
 8.手・手指の皮膚欠損治療の基本方針
[応用編]
 1.骨折
 2.脱臼・靱帯損傷
 3.腱損傷
 4.神経損傷
 5.血管損傷
 6.切断指(肢)再接着
 7.指尖損傷
 8.皮弁
V.障害
[スタンダード編]
 1.絞扼性神経障害の診断・保存療法と手術のタイミング
 2.Kienbock病の診断・保存療法と手術のタイミング
 3.腱鞘炎の診断・保存療法と手術のタイミング
 4.関節症の診断・保存療法と手術のタイミング
[応用編]
 1.絞扼性神経障害
 2.Kienbock病
 3.腱鞘炎(ばね指,de Quervain病)
 4.関節症
VI.腫瘍
 1.ガングリオン
 2.内軟骨腫治療のコツと骨補填剤の選択
 3.血管性病変の診断と治療のコツ
 4.グロムス腫瘍の診断と治療のコツ
VII.Dupuytren拘縮・リウマチ手
 1.Dupuytren拘縮の診断と治療のコツ
 2.リウマチ手関節の手術のタイミング
 3.リウマチ手関節に対する術式選択と手技のコツ
 4.リウマチ手指の保存療法と手術のタイミング
 5.リウマチ手指の手術療法のコツ
VIII.先天異常
 1.先天異常の治療方針と手術時期
 2.母指多指症の治療のコツ
 3.先天性絞扼輪症候群の治療のコツ
 4.母指欠損に対する再建術のコツ
 5.握り母指の治療のコツ
索引