整形外科の領域において日常診療に役立つ“コツ”と,陥ってはならない“落とし穴”をまとめた実践的なシリーズ!
整形外科Knack & Pitfalls
肩関節外科の要点と盲点
内容
主要目次
☆図版27点,表組19点,写真1,273点
【シリーズの特色】
本シリーズでは整形外科の領域ごとに巻を分け,各巻はその分野を代表する編集者が担当.一般整形外科医が必ず知っておくべき基本的な内容を「スタンダード編」にまとめ,その分野の専門家にとって参考になる高度な内容については「応用編」に分けて記載.カラー写真や図を豊富に用いて,手術操作のコツが読者によく伝わるように編集.また各疾患の基本的知識,手術適応決定に不可欠な画像診断など,手術以外の項目も取り上げ,さらに手術の前段階の保存療法についてもポイントを絞って掲載.臨床現場で使いやすい実践的な内容がまとめられた手引書.
1.肩関節の正常解剖
2.肩関節のバイオメカニクス
II 基本的診断法
1.診断の進め方
2.単純X線撮影
3.MRI撮影
4.CT撮影
5.超音波検査
6.関節・滑液包造影
7.血液・関節液検査
8.電気生理学的検査
9.関節鏡検査所見のよみかた
III 保存療法の基本
1.保存療法の適応・基本方針
2.固定法・装具・テーピングのコツ
3.薬物療法・注射療法のコツ
4.リハビリテーションのコツ
IV 手術療法の基本
1.麻酔と体位の要点
2.進入路
3.関節鏡視下手術のための解剖
4.関節鏡視下手術の基本
V 外傷
1.上腕骨近位端骨折
[スタンダード編]
[応用編]
2.肩甲骨骨折
[スタンダード編]
[応用編]
3.鎖骨骨折
[スタンダード編]
[応用編]
4.肩関節脱臼
[スタンダード編]
[応用編]
5.胸鎖関節脱臼
[スタンダード編]
[応用編]
6.肩鎖関節脱臼
[スタンダード編]
[応用編]
7.小児の肩部骨折の基本方針
VI 肩関節不安定症
[スタンダード編]
1.不安定症の分類と治療方針
2.外傷性不安定症
3.非外傷性不安定症の治療方針と保存療法
[応用編]
1.外傷性前方不安定症(Bankart損傷主体)
2.外傷性前方不安定症(capsular tear主体)
3.外傷性後方不安定症
4.非外傷性不安定症
VII 肩関節の変性および炎症性疾患
[スタンダード編]
1.五十肩の治療方針
2.石灰沈着の機序と保存療法
3.骨関節症の治療方針
4.上腕骨頭壊死の治療方針
5.関節リウマチの治療方針
[応用]
1.鏡視下拘縮除去術
2.open法および鏡視下石灰除去術
3.骨関節症
4.骨頭壊死
VIII 腱板障害
[スタンダード編]
1.インピンジメント症候群
2.腱板断裂
3.腱板疎部損傷
[応用編]
1.鏡視下縫合
2.腱板広範囲断裂
3.腱板部分断裂
IX 上方関節唇障害と上腕二頭筋長頭腱
1.上方関節唇損傷
2.上腕二頭筋長頭腱断裂
3.上腕二頭筋長頭腱脱臼
索引