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眼科診療のスタンダードをビジュアルに解説!実践的シリーズの決定版!!

新篇眼科プラクティス  6

視能訓練士スキルアップ

これこそ座右の書

カバー写真
  • 編集:大鹿哲郎(筑波大学教授)
  • 編集 南雲 幹(井上眼科病院)
  • シリーズ監修:大鹿哲郎(筑波大学教授)
  • シリーズ編集:園田康平(九州大学教授)
  • シリーズ編集 近藤峰生(三重大学教授)
  • シリーズ編集 稲谷 大(福井大学教授)
  • B5判・328頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-5617-0
  • 2022年10月7日発行
定価 12,100 円 (本体 11,000円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト

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内容

序文

主要目次

近年,多岐にわたる視機能検査・ロービジョンケア・健診業務など,視能訓練士の活躍の場は大きく広がっている.本書は令和版「座右の書」をめざし,必要な知識を幅広く網羅.豊富な症例や写真により,日常診療に必ず役立つ内容.視能訓練士必携の一冊となっている.

[シリーズ概要]
「日常臨床にすぐ役立つ」をコンセプトとした「眼科プラクティス」の最新シリーズ.今シリーズでは図版をより効果的に示すことで,さらにビジュアル面を大幅強化.直感的に理解できる「視る教科書」を目指した.
「視能訓練士スキルアップ―これこそ座右の書―」序文

 わが国における視能訓練士は, 視能矯正分野に特化した医療専門職として 1971年に誕生しました.現在でも斜視や弱視の視能矯正,視能訓練が視能訓練士の専門性の根幹であることに変わりはありませんが,多岐にわたる視機能検査, 視覚に障害をもつ方へのロービジョンケア,健診業務など,視能訓練士として研鑽を積むべき分野は大きく拡大しています.
 2002年に本書の前身の『眼科医と視能訓練士のためスキルアップ』が刊行されてから20年がたちました.この間の眼科医療の進歩は凄まじく,隔世の感があります.特に眼科検査機器は質・量ともに目覚ましい進歩を遂げています.これらの新しい機器を操作し,信頼性の高い結果を得るために,検者である視能訓練士は機器の測定原理および目的を十分に理解し,よりよいデータを得る方法を考えながら検査を行う必要があります.
 また本書では,視能訓練士が携わる業務分野だけでなく,医療安全対策,COVID-19など最新の感染予防対策も臨床で対処する必要があると考え,新たに章を加えました.時代の変化に合わせ,視能訓練士には弛みない学びが求められています.
 現在,日本の医療は国民の健康寿命延伸に向けた取り組みを推進しており,眼科医療においては生活の質(quality of life)とともに視覚の質(quality of vision)の維持・向上が求められています.また,急速な人口減少や社会構造の変化に合わせ,医療も変革していくなかで,これから先も変わらず,国民の眼の健康を守る専門職として学び続けていかなければなりません.
 本書は,視能訓練士に必要とされる幅広い知識を網羅し,押さえておくべきポイントをわかりやく解説し,臨床現場ですぐに手に取っていただける令和版「座右の書」を目指して企画いたしました.本書が視能訓練士のスキルアップに役立つわかりやすい解説書となり,国民の眼の健康の維持・向上に少しでも貢献できることを祈念いたします.
 最後になりましたが,臨床・研究の一線で活躍されている多くの先生方に執筆していただきました.ご多忙のところ,快くご執筆いただきました執筆者の皆様,文光堂の編集部の皆様に深く感謝申し上げます.

大鹿哲郎
南雲 幹
2022年10月
【総説】
 眼科医の立場から
 視能訓練士の立場から

【解説】
Ⅰ.眼科一般検査
 1.視力検査(成人)
 [A]視力の種類
 2.他覚的屈折検査(成人)
 3.波面収差解析
 4.視力検査・自覚的屈折検査(小児)
 [T]デジタル教科書使用の注意点
 [T]限局性学習症(学習障害)とdyslexia
 5.他覚的屈折検査(小児)
 [T]他科で行われるフォトスクリーナーへの対応
 [O]発達障害児の特性と検査の留意点
 6.コントラスト感度・グレア検査
 [A]実用視力
 7.視野検査
  1)動的視野検査
  2)静的視野検査
  3)中心暗点・変視検査
 [O]心因性視覚障害・詐盲への対応
 8.眼圧検査
 [A]隅角検査
 9.調節・輻湊検査
 10.涙液量検査
 [A]マイボーム腺検査
 11.眼瞼検査・眼球突出検査
 12.瞳孔検査
 13.眼位検査
 14.眼球運動検査
 15.眼球振盪の検査
 16.両眼視機能検査
  1)立体視検査
  2)大型弱視鏡
  3)網膜対応検査
  4)不等像視検査
 17.色覚検査
 18.電気生理学検査
  1)ERG(網膜電図)
  2)多局所ERGと局所ERG
  3)VEP(視覚誘発電位)
 [A]ERGを用いた暗順応検査
 19.白内障術前検査
 [T]多焦点眼内レンズの特徴と適応
 [A]トーリック眼内レンズ
 20.画像検査
  1)前眼部画像解析
  2)超音波検査
  3)外眼部・前眼部写真
  4)眼底写真
  5)蛍光眼底造影検査
 [O]蛍光眼底造影検査によるショック対応
  6)眼底OCT(後眼部OCT)
 [T]眼科領域におけるオンライン診療と人工知能(AI)による診療補助
 21.角膜内皮細胞検査
 22.中心フリッカ値(CFF)
 23.眼鏡・コンタクトレンズ検査
  1)成人の眼鏡
  2)小児の眼鏡検査
 [T]近視進行抑制
  3)プリズム眼鏡検査
  4)コンタクトレンズ検査
 [O]クラッチ眼鏡
Ⅱ.視能矯正
 1.弱視の視能矯正
  1)総論
 2.弱視各論
 3.弱視視能矯正の実際
  1)弱視視能矯正に必要な検査と訓練方法
  2)屈折異常弱視の視能矯正
 [O]保護者への眼鏡装用の説明
  3)不同視弱視の視能矯正
 [O]遮閉治療の導入方法と説明
 [O]不同視弱視と微小斜視弱視の鑑別
  4)斜視弱視の視能矯正
 [O]効果が得られないときの経過観察のポイント
  5)弱視と心因性および器質性疾患との鑑別
 [T]3歳児健康診査における視覚検査
 4.斜視視能矯正の実際
  1)総論 斜視の定義・病因論・分類
  2)各論
   ①外斜視
   ②内斜視
 [T]急性内斜視(スマホ内斜視)
   ③上下斜視
   ④回旋斜視
   ⑤AV型斜視
   ⑥核上性運動障害
   ⑦核・核下性眼球運動障害
   ⑧重症筋無力症
   ⑨眼筋の異常による運動障害
   ⑩眼窩壁骨折
   ⑪微小斜視(microtropia)
   ⑫固定斜視
 [T]Sagging eye syndrome
 5.小児の斜視視能矯正
  1)間欠性外斜視への対応
 [A]Prism adaptation test(PAT)
  2)調節性内斜視・乳児内斜視への対応
  3)上斜筋麻痺への対応
 6.成人の斜視視能矯正
  1)複視(diplopia)への対応
  2)手術前に必要な検査
  3)術後経過観察時の検査
 [O]共同性斜視と非共同性斜視(神経眼科疾患)の違い
Ⅲ.ロービジョンケア
 1.ロービジョンケアにおける視機能検査と評価
 2.光学的補助具
 3.非光学的補助具
 4.ICT機器の活用
 5.行政福祉への対応
 [O]院内環境の整備
Ⅳ.医療安全・感染予防対策
 1.チーム医療
 2.患者対応に必要なコミュニケーション
 3.医療事故と医療過誤
 4.インシデント事例
 5.院内感染対策
 [A]研究のすすめ

索引

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