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当直に,脳卒中疑いの患者がやってきた!どう診る?どう動く?

BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)  

レジデントのための

脳卒中診療のコツ(電子版のみ)

カバー写真
  • 編集:阿部康二(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学教授)
  • 編集 BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)編集委員会
  • B5判・164頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-8152-3
  • 2014年1月14日発行
定価 3,850 円 (本体 3,500円 + 税10%)
なし
在庫
電子版販売サイト

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正誤表

内容

序文

主要目次

若手医師が求める日常診療のエッセンスをよりすぐり,かつ一歩進んだ知識を提供するムックシリーズ第12弾.脳卒中疑いの患者が当直にやってきたら?救急現場でレジデントが取るべき初期対応に始まり,脳卒中診断に必須の項目,急性期現場で身につけたい研修内容の要点など,「レジデントのための脳卒中診療のコツ」の全てを網羅した一冊.急性期後のリハビリや生活習慣病対策,再発予防対策,認知症進展予防など,慢性期での内科的管理も学べる内容となっている.
☆図版21点,表組26点,モノクロ写真24点

▽BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)編集委員会
 宮地良樹(京都大学皮膚科教授)
 上田裕一(名古屋大学心臓血管外科教授)
 郡 義明(天理よろづ相談所病院総合診療部長)
 服部隆一(市立島田市民病院院長)
序文

 初期研修ローテーションの中でも,救急医療研修はレジデント研修医がワクワクしつつもハラハラ・ドキドキする期間でもあります.その中でも脳卒中の医療現場は急性期の血栓溶解療法が始まって以来大きく変貌しており,レジデント研修医側から見れば救急疾患で最も頻度の高い疾患である一方,患者側から見れば初期対応によってその後の生命予後や機能予後が大きく左右される重要疾患と言えます.言葉を変えれば,レジデント研修医がその初期対応によって脳卒中患者の救命・機能予後改善に大きく貢献できる分野であるとも言えます.
 最近の脳卒中急性期医療現場では,TIA(transient ischemic attack)をACVS(acute cerebrovascular syndrome)という新しい考え方で対応しようとする動きが始まっており,また急性期の血栓溶解療法に続いて血管内治療に直結していく治療が一般化してきつつあります.また新しい抗凝固薬の登場によって,慢性期における再発予防や生活習慣病対策も脳卒中のトータルマネジメントという観点からますます重要視されてきています.
そのような状況の変化を十分に取り入れた研修ができるように,本書は脳卒中救急現場でレジデント研修医がとるべき初期対応に始まり,脳卒中診断に必須の重要項目の解説,急性期現場で身につけたい研修内容の要点など「レジデントのための脳卒中診療のコツ」のすべてについて網羅されています.さらに急性期を過ぎてのリハビリテーションや生活習慣病対策,再発予防対策,認知症進展予防対策なども充実しており,慢性期における重要な内科的管理も学べる内容となっています.
 本書をご執筆いただいた先生方はこの分野の第一人者であり,とても充実した内容となっています.しかも本書の利点として,これらの項目について大変わかりやすくしかも簡潔に解説してくださいました.本書はレジデント研修医にとって,日々の救急医療現場ですぐに役立つ脳卒中急性期の初期対応と同時に日常診療での慢性期マネジメントのポイントが満載されていますので,レジデント研修医だけでなく,広く一般内科医や医学生,コメディカルの方々のお役にも立てれば幸いです.

平成25年12月吉日

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学教授
阿部康二
I .脳卒中と疑われる患者がきたらどうする?
  ミニレクチャー TIAとACVSという新しい考え方
II .脳卒中の診断でこれだけは知っておこう
 1. 新しい脳卒中臨床スケール〜KP3S,NIHSS-timeスコア〜
 2. 脳卒中急性期画像診断の読影のコツ
 3. 脳卒中に有用な血液検査オーダー
III.急性期の現場でこれだけは身につけよう
 1. 症状,臨床指標からの緊急度判断力〜tPAを念頭に〜
 ミニレクチャー tPA治療枠4.5時間へ延長
 2. 脳卒中救急処置のコツ
 3. 緊急脳画像読影力とtPA治療可否判断力
 4. 急性期患者管理のコツ
 5. 血管内治療手技の初歩
  ミニレクチャー 急性期血管内治療の進化
  ミニレクチャー いよいよ始まった脳卒中再生治療
IV.慢性期の脳卒中診療で知っておきたいこと
 1. 慢性期再発予防のコツ
 2. 高血圧・糖尿病・脂質異常症治療による再発予防
 3. 重要な認知症進展予防
 4. 心房細動と抗凝固療法のコツ
  ミニレクチャー 新規経口抗凝固薬(NOAC)の臨床効果は?
 5. 回復期リハビリテーションと地域連携
付録:Further Reading
索引