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なるほど,なっとく,なんだかわかる!そんな解剖生理の本が出来ました

なっとく解剖生理学  1

やりとりする細胞と血液

カバー写真
  • 著:五十嵐 雅(総泉病院)
  • B5判・168頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-0037-1
  • 2013年10月発行
定価 3,024 円 (本体 2,800円 + 税)
あり
在庫
電子版販売サイト

※電子版の購入方法は,各販売サイトにてご確認ください.

内容

序文

主要目次

親しみやすく解りやすい著者オリジナルのイラストを豊富に用いて,講義形式で解剖生理学を伝えるシリーズ.従来の医学用語の暗記による理解を超えて,人体の本質をビジュアルに理解ができる内容となっている.医師,看護師,薬剤師などの医療職を目指す学生から第一線で活躍する現役の医療者まで,人体を「なっとく」できる内容が満載.

[第1巻の概要]
「細胞がどんなものか」,「それは何からできているのか」,「どこから栄養をもらって生きているのか」といった,解剖生理学の中でも特に避けて通りがちな細胞や体液などのミクロの世界をビジュアルにレクチャー.解剖生理に留まらず,ちょっと進んだ病気や治療にもつながる知識も掲載.本書の後半では解剖学・生理学・生化学に関連する用語について簡潔に整理されている.
☆イラスト・線画 86点

はじめに

★さあ,カラダを眺める旅に出よう
 なっとく解剖生理学を開いた君は,今どんな気持ちでいるのかな. 「よーし,カラダのことをじっくり学ぶぞ.」 「人間に関わる仕事だから...,けっこう責任があるしなあ.」 「共同購入した教科書は難しいなあ.おっ,この本,イラスト多いじゃん....」
いろんな想いが,あるだろう.まずはみんなが本を開いてくれた偶然に,感謝をしよう. この出逢いがみんなの追い風になれば,そう願っているよ.
 カラダを学ぶのは,果てしない道のりだ.
 たくさんの情報が次々と登場し,どこにゴールがあるのかもわかりにくい.
 何のためにやっているのか,わからなくなる時もあるんだ.義務感だけがつのってしまい,勉強が嫌いになってしまう.
 そういう時に備えて,覚えていて欲しいことがある. 言葉はたかが人間が作ったモノでしかない. 宇宙は,数十億年もかけてカラダを創りあげて来た. 細胞の姿,カラダの立体構造,ダイナミックな動き,全てが宇宙の結晶なんだ. でも,解剖生理学で使う言葉は,医学が生んだ後付けの表現だ.たとえば小腸は,空腸や回腸と呼ばれていることを知らない.
グネグネと動き,食べ物を進め,栄養を吸い込む長い管があるだけだ.医学用語は,科学のための約束事でしかない. だからこそ,言葉を暗記する前に,まず形のイメージから入っていこう.本質をつかめば,言葉は後からついて来る.
 絵を見るように,彫刻を触るように,カラダや細胞を味わっていこう.
 音楽や踊りを見るように,臓器の動きに飛び込んでいこう.
 そのために,たくさんのイラストを描いてるよ.
 僕はイラストレーターでもないし,ましてや絵描きでもない.でも,みんなにカラダを感じてもらいたいから,いっぱい描いたんだ.
 絵本を見るように,細胞を,臓器を楽しんで欲しい.
そして動きもどんどん想像しよう.イラストは静止画像だけど,動きのヒントもちりばめた.みんなが命を吹き込んで,どんどん動かしていこう.
 さらには,なぜそんな動きなのか,なぜそんな形なのかも,考えてみよう.
 「なんで,夕焼け雲は赤くなっていくの?」
 「なんで,星はまたたいてるの?」
 子供の頃の好奇心を思いだし,「なんで,なんで?」を連発しよう.
 カラダは宇宙の歴史を乗り越えてきた.そこには,すごいロジック(論理)が潜んでいる. そんなカラダの秘密を,なっとくしよう.
 疑問がなっとくに変わると,なんとも言えない輝きが降りてくる.ワクワクした君は, もう冒険や恋愛に飛び込んだみたいだ.
 そして,自分でもイラストを描いてみよう.
 この本の解剖図は単純なラインを心がけたから,みんなもまねっこしやすいはずだ.
 手を動かせば,記憶がブンブン加速していく.なんたって,お絵描きは楽しいものだから.
 うまい・下手なんか,気にしないでよ.芸術は自由でいい.
 さらには,細胞や臓器の動きをマネしてみよう.どんどん踊って,動いてみよう.
 友人に見られるのが恥ずかしかったら,友人にも踊らせよう.
 自由に楽しく,解剖生理を感じていこう.間違うことを恐れちゃいけない.カラダを知らないのはあたりまえだ. 恥ずかしいことは何もない.堂々と語り,堂々と間違い,堂々と...なっとくしていこう.
 自分のカラダで感じ,自分の言葉で語るのが大切だ.その経験が緊迫した臨床の現場や, 最先端の研究分野で生きていく.楽しむ余裕すら,生まれていくよ.
 そのエネルギーは患者さんにも伝わるし,研究の原動力にもなっていくはずだ.
 冒険をするように,楽しみながら医学を学んでいこう.
 さあ,準備はいいかな.
 なっとく解剖生理学の旅
 The journey of medical physiology & anatomy がはじまるよ. さあいこう.
 Let's go!
 i Vamos!(バモス)

プロローグ まずは,ごあいさつ
A からだをミクロでみていこう
 A-1 細胞のなかみ〜やりとり山のふもと
 A-2 糖とアブラと生体膜〜やりとり山2合目
 A-3 遺伝子情報からタンパクを作れ〜やりとり山4合目
 A-4 ミトコンドリアは細胞の発電所だ〜やりとり山6合目 ここが正念場だ
 A-5 アブラの膜に包まれ,細胞は海に浮かぶ〜やりとり山8合目 もうすぐ頂上だ
 A-6 循環が海を回して,毛細血管がお届けする〜ここがやりとり山の頂上だ
 A-7 海(血漿)を駆け巡る細胞達(赤血球,白血球,血小板)
 A-8 細胞の隙間を支える細胞外マトリックスの活躍
B からだをマクロでみていこう
 B-1 細胞がそれぞれの職人になっていく
 B-2 解剖学の業界用語を覚えちゃおう
 B-3 生理学や生化学の業界用語もみておこう
おわりに
索引
参考文献