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眼科診療のスタンダードをビジュアルに解説!実践的シリーズの決定版!!

新刊

新篇眼科プラクティス  3

OCTとOCTAが,わかる!役立つ!

カバー写真
  • 編集:近藤峰生(三重大学教授)
  • シリーズ監修:大鹿哲郎(筑波大学教授)
  • シリーズ編集:園田康平(九州大学教授)
  • シリーズ編集 近藤峰生(三重大学教授)
  • シリーズ編集 稲谷 大(福井大学教授)
  • B5判・228頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-5613-2
  • 2022年4月11日発行
定価 11,000 円 (本体 10,000円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト
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※電子版の購入方法は,各販売サイトにてご確認ください.

内容

序文

主要目次

近年の眼科におけるOCT・OCTAの技術とその臨床応用の進歩は目覚ましい.本書ではOCTやOCTAの解析技術を正しく理解し,疾患の診断や治療に役立てられるように,各領域のエキスパートが豊富で美しい画像を用いてわかりやすく解説.基礎から応用まで,幅広く学べる一冊.

【シリーズ概要】
「日常臨床にすぐ役立つ」をコンセプトとした「眼科プラクティス」の最新シリーズ.今シリーズでは図版をより効果的に示すことで,さらにビジュアル面を大幅強化.直感的に理解できる「視る教科書」を目指した.

「OCTとOCTAが,わかる! 役立つ!」序文

 近年の眼科におけるOCTの技術とその臨床応用の進歩には目覚ましいものがあります.網膜疾患を診断して治療方針を決める際に,OCTの所見なしには判断できない時代になりました.最近のOCTは,数秒の検査時間で精密なOCT画像が得られ,その最高解像度は2~3μmにまで達しています.このような高解像度の網膜のスキャン画像を用いることで,わずかな網膜外層の形態の乱れや網膜内の微細な囊胞も見逃すこともほぼなくなりました.
 またSS-OCTが登場して臨床に用いられるようになり,より深い脈絡膜の異常を容易に検出できるようになったことも最近の変化の1つです.たとえば中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)やVogt-小柳-原田病を診断する際には,肥厚した脈絡膜をOCTで検出することが非常に役立ちます.さらに近年では,脈絡膜血管の拡張という特徴を有する「pachychoroid関連疾患」という概念が提唱され,網膜の研究者に広く受け入れられています.
 OCTによる脈絡膜所見により新たな疾患概念や病態理解が進んでいるのです.OCTの検査範囲はどうでしょうか.以前は「OCTでは網膜の後極部の情報しか得られない」と言われていました.しかし近年のOCT装置では,1回のスキャンで20mm以上の広範囲の情報が得られるようになりました.これまでOCTで比較的弱いとされていた周辺部の網膜剝離や腫瘤病変の検出にも有用性が高まっています.広角眼底写真と広角OCTを組み合わせれば,検診やスクリーニングにも役立つことは明らかです.
 最後はOCTAの臨床応用の進歩です.数年前までは黄斑中心部3mm以内程度の毛細血管の構造解析や脈絡膜新生血管の検出に有用と考えられていました.しかし近年では約80°近い広範囲のOCTA画像が1スキャンで取得可能になっており,糖尿病網膜症,網膜静脈閉塞症などにおいて周辺領域まで無灌流領域や新生血管などを確認することが可能になっています.またSS-OCTAを用いることで網膜色素上皮下の病変も高い精度で描出が可能になりました.
 このような近年のOCTやOCTAの解析技術を正しく理解し,疾患の診断や治療に役立てていただくことを願い,今回「新篇眼科プラクティス」の網膜領域の第1弾として本書を企画しました.執筆をお願いした先生方はすべてこの領域におけるエキスパートであり,網膜専門医以外の先生であってもわかりやすく読めるように執筆をお願いしています.本書が先生方の診察台の上に置かれ,いつでも手に取って読めるテキストとなることを願っています.

2022年4月
近藤峰生


【総説】
 進化するOCTとOCTA

【解説】
Ⅰ.OCTの原理と読み方
 1.OCTの原理と種類
 2.網膜の正常OCT所見
 3.脈絡膜の正常OCT所見
 4.OCTAの原理
 5.網脈絡膜の正常OCTA所見
 [A]AO-SLOで見える網膜微細構造
 [A]OCTAの加算平均とAIによるノイズ除去
Ⅱ.黄斑疾患
 1.加齢黄斑変性
  1)前駆病変・ドルーゼン
  2)滲出型加齢黄斑変性(典型AMD,PCV,RAP)
  3)萎縮型加齢黄斑変性
 2.網膜色素線条
 3.中心性漿液性脈絡網膜症
 [O]Pachychoroid spectrum
 4.網膜前膜
 5.黄斑円孔
 6.硝子体黄斑牽引症候群
 7.乳頭ピット(小窩)黄斑症
 8.黄斑部毛細血管拡張症(1型,2型)
Ⅲ.血管性疾患
 1.糖尿病網膜症
 2.網膜静脈分枝閉塞症
 3.網膜中心静脈閉塞症
 4.網膜動脈閉塞症
 5.網膜細動脈瘤
 6.Coats病
 7.高血圧網膜症・腎性網膜症
 8.未熟児網膜症
 [T]Paracentral acute middle maculopathy(PAMM)
Ⅳ.遺伝性疾患
 1.網膜色素変性
 2.錐体(錐体杆体)ジストロフィ
 3.黄斑ジストロフィ
 [T]Autosomal recessive bestrophynopathy(ARB)
 4.先天網膜分離症
 5.家族性滲出性硝子体網膜症(FEVR)とStickler症候群
Ⅴ.病的近視
 1.近視性脈絡膜萎縮病変とラッカークラック
 2.近視性脈絡膜新生血管
 3.近視性黄斑分離・黄斑剝離・黄斑円孔網膜剝離
 4.病的近視にみられる特殊病変
 [A]広角OCT
Ⅵ.急性炎症性疾患
 1.急性帯状潜在性網膜外層症(AZOOR)
 2.多発消失性白点症候群(MEWDS)
 3.点状脈絡膜内層症(PIC)・多巣性脈絡膜炎(MFC)
Ⅶ.網膜剝離など
 1.裂孔原性網膜剝離
 2.漿液性網膜剝離
 3.増殖硝子体網膜症(PVR)
 4.低眼圧黄斑症
 [T]術中OCTで何がわかるか
Ⅷ.ぶどう膜炎
 1.サルコイドーシス
 2.ベーチェット病
 3.Vogt-小柳-原田病
 4.その他のぶどう膜炎
Ⅸ.視神経疾患
 1.視神経炎
 2.虚血性視神経症
 3.遺伝性視神経症
 4.視路疾患
 5.中毒性・外傷性視神経萎縮
 6.うっ血乳頭
Ⅹ.全身疾患・薬物・腫瘍
 1.腫瘍随伴症候群(CAR/MAR)
 2.薬物による網膜症
 3.眼内腫瘍

索引

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Advanced Techniques=[A]