
- A5判・312頁・2色刷
- ISBN 978-4-8306-4220-3
- 2008年10月発行
診療放射線技師が従事する職場・職域とその実務内容を完全網羅した1冊.各職場での1日の業務の流れをフローチャートに基づいて解説し,特に新人技師が悩む患者とのコミュニケーション,接遇のしかたについては重点を置いた.チーム医療の中で,「プロ」の診療放射線技師としての役割が手に取るようにわかる内容で,各項目の冒頭に箇条書きでまとめられた「理解のためのエッセンス」を掲げ,一目で記載内容の要点をつかめる.要所要所で親しみやすいイラストを配した,読みやすいページ構成.さらに一歩上を目指す読者のために,スキルアップ・キャリアアップの道筋とその心構えを紹介した.また,現場で役立つ知識やちょっとしたコツを「メモ」欄にまとめた.各項には「ワンポイントアドバイス」として,著者の経験談に基づいた現場対応のポイントを紹介.
学生の教科書として,また現場のマネジメント教材として明日から役立つ手引書.
☆図版・トレース68点,イラスト・線画105点,表組33点,写真31点
I 診療放射線技師とは
●どんな職業なのか
●法的な役割と制度
II 診療放射線技師の教育制度とは
●診療放射線技師養成学校の教育制度
●卒後教育のありかた
●学位をめざすには
III 診療放射線技師の仕事
●一般撮影検査について
●血管造影検査について
●特殊撮影(マンモグラフィ)について
●CT,MR検査について
●核医学検査について
●放射線治療について
●女性技師が活躍できる業務について
●臨床以外の仕事について
IV 診療放射線技師が働く職場
●大学病院での仕事とは
●総合病院での仕事
●小規模病院・診療所での仕事
●健診センターでの仕事
●放射線関連メーカーでの仕事
1)放射線機器関連メーカーでの仕事
2)医療情報関連メーカーでの仕事
●研究所・教育機関での仕事
V 診療放射線技師に必要な医療安全とは
●医療倫理のための基本的な心得
●医療安全のエッセンス
●緊急時の対応
●放射線機器の安全管理
VI 診療放射線技師に必要な接遇とは
●患者とのコミュニケーション
●接遇の基本的なこと
●検査説明の上手な方法と技師が行うインフォームドコンセント
●守秘義務とは
●言葉の不自由な患者との接遇の基本的なこと
●基礎疾患を持つ患者(感染症・精神疾患等)の対応
●セクシャルハラスメント─具体的な予防策について─
VII 診療放射線技師における組織とは
●放射線技術部門のありかた
●医療スタッフ間での連携(チーム医療)
●第三者評価による管理とは(ISO9001:2000に基づく)
VIII 診療放射線技師の目標評価とは
●自己管理とは
●病院組織からみた人事制度
●目標評価・360度評価とは
●生涯教育のありかた
IX 診療放射線技師の専門技術とは
●診療放射線技師の専門技術とは
●先端技術の最前線
索引