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「ところで先生,眠れないんです」と言われたらどうしますか?一般臨床医必携,睡眠障害診療のスタンダードがわかる待望のガイド!

睡眠障害診療ガイド(電子版のみ)

カバー写真
  • 監修:日本睡眠学会 認定委員会
  • 監修 睡眠障害診療ガイド・ワーキンググループ
  • B5判・116頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-3621-9
  • 2011年6月30日発行
定価 3,300 円 (本体 3,000円 + 税10%)
なし
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内容

主要目次

不眠症や睡眠時無呼吸症候群など,もはや国民病となりつつある睡眠障害.ところがほとんどの患者は睡眠医療の専門医ではなく,一般臨床医や開業医に受診・相談している.そこで本書は日本睡眠学会認定委員会の監修の下,睡眠障害を専門としない実地医家・コメディカルを対象に睡眠障害診療のスタンダードをポイントのみ厳選,簡潔な記述と少ない頁,フルカラーの見やすい紙面で構成した.一般臨床医・開業医必携の一冊.
Section 1 総論
 1.なぜ眠る?
 2.眠りと覚醒はワンセット
  1概日リズム
  2概日リズムと睡眠・覚醒
 3.眠りの生理学
 4.睡眠不足は健康に悪い
 5.なぜ一般医(GP)が睡眠障害を診療する必要があるのか?
 6.睡眠障害の分類
 7.終わりに
Section 2 睡眠障害のスクリーニング法
 1.問診の重要性〜患者の訴えを医学的に具体化する〜
 2.基礎疾患,基礎疾患治療薬による睡眠障害の除外とその対応
 3.睡眠習慣,寝床環境の評価
  1問診:問診票を利用するとよい
  2睡眠日誌
 4.睡眠障害診断の手順
  1うつ病の鑑別
  2睡眠呼吸障害の鑑別
  3睡眠時運動障害の鑑別
  4中枢性過眠症の鑑別
  5睡眠時随伴症の鑑別
  6概日リズム睡眠障害の鑑別
  7その他の原因による不眠の鑑別
 5.睡眠医療認定医と睡眠医療認定施設について
 6.どのような場合に睡眠医療認定施設に依頼するか?
Section 3 不眠症
 1.不眠症の概念・分類・疫学
 2.臨床的特徴と診断
  1臨床的特徴
  2診断基準
  3診断の手順と注意点
 3.治療
  1治療に必要な基礎知識
   [memo] 睡眠衛生指導
  2薬物療法の実際と注意点
   [memo] ラメルテオン(ロゼレム)8mg
  3非薬物療法(認知行動療法)の実際
 4.睡眠医療認定施設との連携
   [memo] 抗うつ薬投与の注意点
 5.経過・予後
 6.症例
Section 4 睡眠呼吸障害(SDB)
 1.概念
  1睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは(概念・定義・疫学)
  2睡眠呼吸障害(SDB)の分類
 2.病態の基礎知識
  1閉塞性SAS(OSAS)の病態
  2OSASと肥満
  3OSASと鼻閉
  4その他の関連疾患
   1)ピックウィック症候群
   2)チェーン-ストークス呼吸(CSR)
   3)複合性睡眠時無呼吸症候群(複合性SAS)
 3.診断法と重症度評価
  1閉塞性SAS(OSAS)の検査法
  2閉塞性SAS(OSAS)の診断基準
  3閉塞性SAS(OSAS)の重症度
  4睡眠呼吸障害(SDB)の臨床分類
  5SDB以外の睡眠障害との鑑別
 4.治療
  1睡眠医療認定施設との連携体制のあり方(連携モデル)
  2治療の選択法
   1)SDB治療の前提条件
   2)持続陽圧呼吸(CPAP)治療
   3)非薬物療法(OAを含む)
   4)薬物療法(HOTを含む)
   5)外科的療法(耳鼻咽喉科,口腔外科など)
   6)その他(対症療法)
  3治療の実際
 5.経過・予後
Section 5 過眠症
 1.概念
  1過眠症の概念
  2各疾患の概念
   1)ナルコレプシー
   2)特発性過眠症
   3)反復性過眠症
 2.診断と重症度分類
  1眠気の主観的評価
  2眠気の客観的評価
  3睡眠日誌の重要性
  4他の過眠症との鑑別
   1)行動起因性睡眠不足症候群(BIISS)
   2)睡眠覚醒リズム障害(睡眠相後退障害[症候群])
   3)長時間睡眠者
 3.治療
  1治療に必要な基礎知識
  2睡眠医療認定施設との連携
  3治療の選択法
   1)非薬物療法
   2)薬物療法
    (1)ナルコレプシー
    (2)特発性過眠症
    (3)反復性過眠症
   3)処方例
 4.経過・予後
  1ナルコレプシー
  2特発性過眠症
  3反復性過眠症
Section 6 概日リズム睡眠障害(CRSD)
 1.概日リズム睡眠障害の概念と分類
 2.各タイプの疫学と臨床症状
  1睡眠相後退型と自由継続リズム型
  2睡眠相前進型
  3ジェットラグ型と交代勤務型
 3.診断と評価法
  1睡眠覚醒の評価
  2概日リズムの評価
  3鑑別診断
 4.治療
  1治療に必要な基礎知識
  2生活指導と時間療法
  3高照度光療法
  4メラトニン療法
   [memo] ラメルテオン(ロゼレム)投与について
 5.経過・予後
Section 7 睡眠時随伴症
 1.概念
  1睡眠時随伴症の概念
  2疫学
   1)覚醒障害:睡眠時遊行症・睡眠時驚愕症
   2)レム睡眠行動障害(RBD)
 2.診断
  1臨床症状
   1)睡眠時遊行症
   2)睡眠時驚愕症
   3)レム睡眠行動障害(RBD)
  2診断(自覚的および客観的評価)
   1)睡眠時遊行症・睡眠時驚愕症
   2)レム睡眠行動障害(RBD)
  3レム睡眠行動障害(RBD)と神経変性疾患との合併
  4鑑別診断
   1)睡眠時無呼吸症候群
   2)前頭葉てんかん
   3)夜間せん妄
 3.治療
  1治療に必要な基礎知識
   1)睡眠時遊行症・睡眠時驚愕症
   2)レム睡眠行動障害(RBD)
  2睡眠医療認定施設との連携
  3治療の選択法
   1)非薬物療法
    (1)睡眠時遊行症・睡眠時驚愕症
    (2)レム睡眠行動障害(RBD)
   2)薬物療法
    (1)睡眠時遊行症・睡眠時驚愕症
    (2)レム睡眠行動障害(RBD)
  4治療の実際
 4.経過・予後
  1睡眠時遊行症・睡眠時驚愕症
  2レム睡眠行動障害(RBD)
Section 8 睡眠時運動障害(SRMD)
 1.睡眠時運動障害(SRMD)の分類
 2.RLSとPLMDの概念と疫学・分類
 3.RLSの診断と重症度評価
  1問診
  2診断補助項目
  3RLSの特殊検査
   1)PSG
   [memo] PLMSの確認の仕方
   2)腰椎ならびに頸椎画像検査
   3)血清鉄・フェリチンの測定
  4RLSの重症度評価(IRLS)
  5鑑別診断
   1)アカシジア
   2)多発神経炎
   3)painful legs and moving toes症候群
   4)精神疾患
 4.治療
  1病態の基礎知識
   1)ドパミン機能障害
   2)鉄欠乏
   3)遺伝子仮説
  2睡眠医療認定施設との連携
  3治療の選択法
   1)軽症例
   2)中等症以上の症例
   3)重症難治例
    (1)副作用
   [memo] augmentationの病態と対応
    (2)処方例
 5.経過・予後
付録
 薬剤一覧
 質問紙①:ESS
 質問紙②:PSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)
 質問紙③:睡眠日誌
索引