関連情報 〈新篇眼科プラクティス〉シリーズ一覧はこちら 編集:不二門 尚(大阪大学特任教授) シリーズ監修:大鹿哲郎(筑波大学教授) シリーズ編集:園田康平(九州大学教授) シリーズ編集 近藤峰生(三重大学教授) シリーズ編集 稲谷 大(福井大学教授) B5判・216頁・4色刷ISBN 978-4-8306-5634-72025年10月3日発行予定 定価 11,000 円 (本体 10,000円 + 税10%) なし 在庫
内容主要目次【今巻概要】わが国では近視頻度が高く,生涯を通じて良好な視機能を保つためには小児期の近視化を抑制することが重要となってくる.本書では現在一般診療の一つの柱となりつつあるオルソケラトロジー,アトロピン点眼など小児の近視抑制について最新の情報を提供するとともに,黄斑変性,網膜剥離,緑内障,核白内障など成人の病的近視の診断・治療まですべての眼科医が知っておくべき知識を紹介している.【シリーズ概要】「日常臨床にすぐ役立つ」をコンセプトとした「眼科プラクティス」の最新シリーズ.今シリーズでは図版をより効果的に示すことで,さらにビジュアル面を大幅強化.直感的に理解できる「視る教科書」を目指した.総説 近視で生涯を通じて良好な視機能を保つために Ⅰ 単純近視(simple myopia) 1.近視の定義・分類 1)近視の定義・分類 2)近視の眼光学 [C]PREMYOPIA 2.近視疫学 1)近視の頻度 合併症の頻度 2)屈折の加齢変化 3)正視化現象(眼軸長,角膜曲率,水晶体曲率の変化) 3.近視の検査 1)他覚的屈折検査 2)自覚的屈折検査 3)眼軸長検査 [T]角膜曲率検査 4)調節麻痺薬の選択 4.近視の屈折矯正 1)眼鏡による矯正(学童期~老視期) 2)眼鏡処方の手引き [T]不適切な眼鏡・コンタクト 3)眼鏡による矯正(不同視) 4)CLによる矯正 5)屈折矯正手術 6)屈折矯正手術ガイドライン Ⅱ 近視の病因・機構 近視化の機構,進行抑制法 1.実験近視から分かったこと 1)網膜像のぼけと屈折変化 2)網膜像のぼけと脈絡膜厚の変化 [T]実験近視の分子メカニズム [C]実験近視と臨床近視との解離 [T]近視とバイオメカニクス 2.近視と遺伝 1)臨床的検討 2)分子生物学的検討 3.近視進行抑制 1)近視と環境因子 [C]眼鏡開始時期,低矯正眼鏡装用と近視進行 2)近視の光学的進行抑制 a.OK b.特殊CL c.特殊眼鏡 [T]光の波長特性と近視進行抑制 3)近視の薬理学的進行抑制 [A]近視のMyopia calculatorによるマネジメント [C]近視進行予防治療の終了年齢、TAPER法 4)諸外国における近視進行抑制の指針 Ⅲ 病的近視 1.近視眼のイメージング 1)眼底写真 オートフロー(眼底自発蛍光) [T]小児の強度近視 2)OCT(後眼部) [A]後部ぶどう腫とマルチモーダルイメージング 2.近視合併症 1)黄斑症 2)網膜剥離 3)緑内障 3.眼疾患と近視 1)角膜疾患と近視 2)水晶体疾患と近視 3)先天性網膜疾患と近視 4)斜視と近視 5)全身疾患に合併した近視 4.近視とロービジョンケアAdvanced Techniques=[A]Controversy=[C]Topics=[T]