知りたいところをサクッと確認!心エコーが専門でないあなたのための必携ハンドブック
新刊専門でない人が臨床に活かすための
心エコーレポート解釈ガイド
内容
序文
主要目次
書かれているコメントの内容を,上手く臨床に繋げられていますか?
心エコーが専門ではなくても,検査報告書はまだまだ活用できるんです.
そのために,本書では心エコーを専門としていない医療従事者の目線に立ち,主要な計測項目を徹底解説.さらに,具体的な症例を掲載し,読み解く際のポイントを充実させました.
レポートを上手く読み解き,臨床に活かしたいならこれ一冊.
知りたいところをサクッと確認.必携ハンドブック.
心エコー図検査は非侵襲的で繰り返し可能であり,循環器疾患の診療においては必須の検査である.しかし,循環器医でなくとも非心臓手術前スクリーニングや抗がん薬治療前後の心機能評価,不明熱のスクリーニングなどの目的で心エコー図検査をオーダーすることは多い.心エコー図検査所見は主に検査技師が作成し,医師の判読を経てオーダー医のもとにくる.循環器専門でない場合には所見のコメントを見た後,循環器医にコンサルトするべきかどうか,コンサルトするほどではなさそうなものの臨床にどう活かせるのかが分からないことも多い.本書は循環器や心エコーが専門ではない医療者が心エコー図検査所見を最大限臨床に活かしていただきたいと考え,執筆した.エコーレポートに記載される頻度の高いキーワードを中心に,そのワードの概説とどのような病態や疾患を考えればよいかをできるだけ簡潔に記載した.そのため,専門医にとっては常識的なことでも記載されていないこともあるが,詳細については各種ガイドラインや専門書を参照いただきたい.皆様の日常臨床に少しでも役立てていただけると幸いである.
2026年3月
増山 理・合田亜希子
心エコーレポートを読む前に
心エコーレポートの記載例
PARTⅠ 形態をみる
1 左房拡大
2 左室拡大
3 右室拡大
4 狭小左房
5 狭小左室
6 狭小右室
7 心室中隔扁平化と奇異性運動
8 左室肥大
9 大動脈拡大
10 下大静脈拡大/虚脱
11 異常構造物
12 僧帽弁輪石灰化(MAC)
13 心膜液貯留
14 心膜肥厚
15 冠静脈洞拡大
PARTⅡ 心機能をみる
1 EF の考え方
2 左室拡張能
3 E/A 比の見方
4 左室局所壁運動異常
5 右室機能低下
6 左室ストレイン(GLS)
7 左房ストレイン(LARS)
PARTⅢ 疾患でみる
1 大動脈弁閉鎖不全症(AR)
2 大動脈弁狭窄症(AS)
3 僧帽弁閉鎖不全症(MR)
4 僧帽弁狭窄症(MS)
5 三尖弁閉鎖不全症(TR)
6 大動脈弁二尖弁(BAV)
7 肺高血圧症(PH)
8 卵円孔開存(PFO)
9 心房中隔欠損症(ASD)
10 心室中隔欠損症(VSD)
11 動脈管開存(PDA)
12 弁膜症術後,人工弁
13 肥大型心筋症(HCM)
14 拡張型心筋症(DCM)
15 心アミロイドーシス
16 心サルコイドーシス
PARTⅥ 報告書でみる
CASE 1 高血圧症のスクリーニングで行った心エコー
CASE 2 動悸のスクリーニングで行った心エコー
CASE 3 急性心筋梗塞で入院時に行った心エコー
CASE 4 心電図異常,労作時息切れの精査で行った心エコー
CASE 5 労作時息切れの精査で行った心エコー
CASE 6 慢性心不全(HFrEF)のフォローアップで行った心エコー
CASE 7 収縮期雑音の精査で行った心エコー
CASE 8 不明熱の精査で行った心エコー
CASE 9 心膜液の精査で行った心エコー
CASE 10 非心臓の術前検査で行った心エコー
索 引