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適切な理学療法として理解できることだけを掲載した,119のケース!

理学療法プログラムデザイン

ケース別アプローチのポイントと実際

カバー写真
  • 監修:武富由雄(神戸大学名誉教授)
  • 編集:市橋則明(京都大学教授)
  • B5判・338頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-4352-1
  • 2009年5月24日発行
定価 7,700 円 (本体 7,000円 + 税10%)
あり
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内容

主要目次

全体は「片麻痺」「パーキンソン病」「体幹」「肩関節」「股関節」「膝関節」「下腿・足関節」に分けて構成.それぞれ具体的な問題を抱えたケースが合計119列挙されている.
ケースごとに「解説」「理学療法のポイント」「理学療法の実際」に分け,疾患の説明や評価の方法などの詳細を省き,理学療法そのもののみを記してある.取り上げたケースについては,患者に起こっていることの具体的な問題点に対して,どのように考え,どのような理学療法を行えばいいのかに徹底してこだわった.エビデンスだけではわからない,理学療法技術の実質を記した真の意味での実技書である.
☆図版・イラスト536点
第1章 片麻痺
 ●麻痺側上肢が低緊張のケース
 ●麻痺側下肢が低緊張のケース
 ●麻痺側体幹が低緊張のケース
 ●麻痺側上肢の分離運動ができないケース
 ●麻痺側下肢の分離運動ができないケース
 ●麻痺側の手指が屈曲位のままで,手指が伸ばしにくいケース
 ●寝返り(背臥位から腹臥位)ができないケース
 ●起き上がり(ベッド上背臥位から端座位)ができないケース
 ●座位で円背姿勢をとるケース
 ●座位で麻痺側に傾く姿勢をとるケース
 ●座位で非麻痺側に傾く姿勢をとるケース
 ●座位で前方への安定性が低いケース
 ●座位で後方への安定性が低いケース
 ●椅子から立ち上がる時に後方へ倒れ込む(座ってしまう)ケース
 ●椅子から立ち上がる時に前方に倒れるケース
 ●椅子から立ち上がる時に麻痺側に倒れるケース
 ●床からの立ち上がりができないケース
 ●平行棒内で片手支持での立位はできるが,支持なしではできないケース
 ●立位時に膝のロッキングが生じるケース
 ●立位時に膝屈曲位となるケース
 ●立位時に体幹前屈ができないケース
 ●立位時に側方への体重移動ができないケース
 ●立位時にプッシャー現象を示すケース
 ●立位時に病的伸展共同運動のために麻痺側の下肢に体重が乗らないケース
 ●歩行時に平行棒を引っ張って歩くケース
 ●感覚障害が著明で歩行が不安定なケース
 ●歩行時の立脚初期に内反が生じるケース
 ●歩行時の立脚初期に膝のロッキングが生じるケース
 ●歩行時の立脚中期~後期に膝のロッキングが生じるケース
 ●歩行時に膝折れが起こるケース
 ●歩行時の立脚後期に蹴り出しができないケース
 ●歩行時に非麻痺側のステップが小さいケース
 ●麻痺側の単脚立脚期が短いケース
 ●歩行時の立脚期に尖足が起こるケース
 ●歩行や階段を降りる時に麻痺側の足が内反するケース
 ●患側前型歩行で膝折れが起こるケース
 ●歩行時に麻痺側の振り出しが困難なケース
 ●歩行遊脚期に股関節外転(分回し)で振り出すケース
 ●歩行遊脚期に体幹後傾で振り出すケース
 ●歩行遊脚期に股関節屈曲や内転が大きいケース
 ●歩行遊脚期に足尖の引きずりが生じるケース
 ●非麻痺側での車椅子駆動ができないケース
第2章 パーキンソン病
 ●すくみ足があるケース
 ●突進現象があるケース
 ●小刻み歩行を呈するケース
 ●方向転換ができないケース
 ●寝返りや起き上がりができないケース
第3章 体幹
 ●体幹屈曲時に腰痛が増強するケース
 ●体幹伸展時に腰痛が増強するケース
 ●体幹屈曲,伸展時ともに腰痛が増強するケース
 ●体幹回旋時に腰痛が出現するケース
 ●長時間立位を保持することで腰痛が出現するケース
 ●立ち上がり動作時に腰痛が出現するケース
 ●座位で荷重すると殿部が痛いケース
第4章 肩関節
 ●肩関節に夜間痛があるケース
 ●挙上した上肢を降ろすときに肩に痛みが出現するケース
 ●肩関節可動域運動時に上腕外側痛があるケース
 ●肩関節挙上時に頸部の痛みが生じるケース
 ●肩関節可動域運動時に過緊張があるケース
 ●関節包の伸張性低下によって可動域の制限があるケース
 ●肩関節周囲炎で肩甲上腕関節にアプローチしても可動域の改善がみられないケース
 ●肩関節周囲炎で痛みを伴い,腕を上げることができないケース
 ●ストレッチング時に肩甲骨の代償が大きいケース
 ●腱版損傷で手が挙上できないケース
 ●肩関節周囲炎で外旋ができないケース
 ●肩関節運動時に不安定性が強いケース
 ●インナーマッスルとアウターマッスルの筋バランス低下があるケース
 ●肩甲骨周囲筋の機能低下があるケース
 ●体幹筋の機能低下があるケース
第5章 股関節
 ●股関節屈曲時の鼠径部の痛みがあるケース
 ●股関節外転時に股関節外側部の痛みがあるケース
 ●安静時に股関節屈筋や内転筋の過緊張があるケース
 ●獲得した可動域がすぐ元に戻ってしまうケース
 ●ストレッチング時に骨盤の代償が大きいケース
 ●SLRが困難なケース
 ●股関節の分離した運動が困難なケース
 ●運動最終域での出力低下(lag)があるケース
 ●股関節術後早期に起き上がりが困難なケース
 ●股関節術後に座位が不安定なケース
 ●股関節術後に立ち上がりが困難なケース
 ●股関節術後にトランスファーが不安定なケース
 ●立位時に患側への荷重が困難なケース
 ●立位時に骨盤の移動が困難なケース
 ●立位や歩行時に膝折れが起こるケース
 ●立位や歩行時に膝のロッキングが起こるケース
 ●臥位よりも立位でより股関節が屈曲位になるケース
 ●片脚立位が不安定なケース
 ●明らかな疼痛や筋力低下がないにもかかわらず歩行時の単脚支持期が短いケース
 ●歩行時の股関節伸展が少ないケース
 ●股関節外転筋力はあるがデュシャンヌ歩行になるケース
 ●杖をつくと跛行が強くなるケース
 ●しゃがみ込みができないケース
第6章 膝関節
 ●手術後に術創部の軽度の癒着による痛みがあるケース
 ●鵞足に痛みがあるケース
 ●膝蓋腱に痛みがあるケース
 ●腸脛靱帯に痛みがあるケース
 ●膝蓋大腿関節に痛みがあるケース
 ●膝関節可動域運動で運動方向に痛みが出現するケース(伸展時-前面,屈曲時-御面)
 ●大腿四頭筋の筋力トレーニング時に痛みが出現するケース
 ●膝関節伸展不全があるケース
 ●歩行時の遊脚期で膝の屈曲が起こらないケース
 ●歩行時の立脚期(荷重応答期)に膝の屈曲が起こらないケース
 ●歩行時に膝のロッキングが生じるケース
 ●階段の昇段はできるが降段が困難なケース
 ●立ち上がりや階段を降りるときにニーインとなるケース
 ●ランニング時にニーインとなるケース
 ●バネのない歩行,走行を示すケース
第7章 下腿・足関節
 ●歩行時に外反母趾による痛みがあるケース
 ●歩行時にショパール関節の痛みがあるケース
 ●歩行時に踵の痛みがあるケース
 ●歩行時に下腿外側部の痛みがあるケース
 ●ランニング時に脛骨内側面の痛み(シンスプリント)があるケース
 ●ランニング時に足底腱膜の痛みがあるケース
 ●足部のアライメント異常により膝関節の痛みがあるケース
 ●足部のアライメント異常により腰部の痛みがあるケース
 ●歩行時離踵から足尖離地のけり出しがうまくできないケース
 ●足関節骨折術後に足関節可動域が悪いケース
 ●足関節背屈ROM運動時に足関節前面の痛みが出現するケース
 ●下腿部の筋打撲を起こしたケース
索引