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アスレティックリハビリテーションに携わる医師,理学療法士,トレーナー,学生に必読の実践マニュアルの決定版!待望の全面改訂!

アスレティックリハビリテーションガイド第2版

競技復帰・再発予防のための実践的アプローチ

  • 編集:福林 徹(早稲田大学名誉教授)
  • 編集 武冨修治(東京大学医学部整形外科講師)
  • B5変型判・488頁・2色刷(一部4色刷)
  • ISBN 978-4-8306-5187-8
  • 2018年11月1日発行
定価 6,380 円 (本体 5,800円 + 税10%)
あり
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内容

序文

主要目次

代表的なスポーツ外傷・障害のアスレティックリハビリテーションについて,現場のニーズを熟知したプロフェッショナルが詳細かつ丁寧に解説した実践書.第2版では疾患や手技をより充実させ,最新のエビデンス・実践に基づき,全面的に内容を改訂した.Ⅰ~Ⅶ章では,代表疾患の発症メカニズムと臨床診断,リハビリテーション,競技復帰・再発予防プログラムについて,競技現場に特化させた手法を解説.Ⅷ・Ⅸ章では,性別・年齢に特異的な疾患に対する実践を紹介.Ⅹ章では臨床ですぐに役立つスタンダードな手法はもちろん,近年,注目を集める筋膜リリースやファンクショナルトレーニング,ピラティスなどの手法まで幅広くアプローチ法を解説した.
第2版序文

 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を目前に控え,国民のスポーツへの関心はますます高まりを見せています.スポーツ選手がより良いパフォーマンスを発揮するためには,外傷・障害を受けにくい身体づくり,治療・リハビリテーションによるスポーツ外傷・障害からのできるだけ早い復帰,再発予防などの医学的サポートが重要です.アスレティックトレーナーはスポーツ現場におけるこれらの実践者としてニーズは非常に高まっています.
 本書の第1版が発行された2008年から10年が経過し,この間にスポーツ医学やアスレティックリハビリテーションの領域においても,近年さまざまな進歩がみられています.このような状況を背景として,内容の大幅な見直しを行い第2版として全面改訂して発刊する運びとなりました.
 第2版ではスポーツ現場でのニーズの高い肩関節・肘障害,腰椎分離症や椎間板ヘルニアを含む腰痛症,鼡径部痛症候群を含む股関節障害,膝関節障害,足関節捻挫や足部のスポーツ障害の7つを中心として,特有の障害へのアプローチが必要な女性アスリートと成長期アスリートの項目を新たに加えました.また,現場で実践されている手技では,従来から用いられているインソール,鍼やスポーツマッサージなどの手技に加えて,比較的最近スポーツ現場に取り入れられている筋膜リリースやピラティス,ヨガなどを用いたアプローチについても項目を設けました.それぞれの項目は,現在スポーツ現場の第一線でご活躍のスポーツドクター・理学療法士・アスレティックトレーナーの先生方に執筆していただきました.また,各項目とも,写真や図を豊富に盛り込み,本書を参考にしていただくことで,すぐに現場で実践できるように工夫しています.
 本書を,アスレティックトレーナーを目指す方々だけでなく,現役のトレーナー,スポーツドクターや理学療法士(を目指す方々),医学生,指導者など多くのスポーツ診療に携わる方々の手にとっていただき,スポーツ現場のリハビリテーションやスポーツ診療の一助としていただければ幸いです.より多くの人々がより楽しく安全にスポーツを行うこと,そしてアスリート達がよりハイレベルのパフォーマンスを発揮し,活躍することに,本書が少しでも貢献できることを願っております.

2018年10月
武冨修治
福林 徹
総 説
 1 日本におけるアスレティックリハビリテーション
 2 スポーツ診療とアスレティックリハビリテーション
 3 スポーツ現場におけるアスレティックリハビリテーション
I 肩関節・肘関節障害とそのリハビリテーション
 1 投球障害肩の発症メカニズムと臨床診断
 2 投球障害肩のリハビリテーション
 3 スポーツ肘障害の発症メカニズムと臨床診断
 4 スポーツ肘障害のリハビリテーション
 5 バレーボールでの競技復帰・再発予防プログラム
 6 テニスでの競技復帰・再発予防プログラム
II 腰痛症とそのリハビリテーション
 1 腰痛症の発症メカニズムと臨床診断
 2 椎間板ヘルニア・椎間板症のリハビリテーション
 3 腰椎分離症のリハビリテーション
 4 非特異的腰痛のリハビリテーション
 5 水泳での競技復帰・再発予防プログラム
III 股関節障害とそのリハビリテーション
 1 股関節障害の発症メカニズムと臨床診断
 2 股関節障害のリハビリテーション
 3 サッカーでの競技復帰・再発予防プログラム
IV 肉ばなれとそのリハビリテーション
 1 肉ばなれの発症メカニズムと臨床診断
 2 肉ばなれのリハビリテーション
 3 陸上競技での競技復帰・再発予防プログラム
 4 ラグビーでの競技復帰・再発予防プログラム
V 膝関節障害とそのリハビリテーション
 1 前十字靱帯損傷の発症メカニズムと臨床診断
 2 前十字靱帯再建術後のリハビリテーション
 3 内側側副靱帯損傷の発症メカニズムと臨床診断
 4 内側側副靱帯損傷のリハビリテーション
 5 膝靱帯損傷の予防トレーニング
 6 半月板損傷の発症メカニズムと臨床診断
 7 半月板縫合術後のリハビリテーション
 8 膝蓋腱炎の発症メカニズムと臨床診断
 9 膝蓋腱炎のリハビリテーション
 10 バスケットボールでの競技復帰・再発予防プログラム
 11 サッカーでの競技復帰・再発予防プログラム
VI 足関節捻挫とそのリハビリテーション
 1 足関節捻挫の発症メカニズムと臨床診断
 2 足関節捻挫のリハビリテーション
 3 バスケットボールでの競技復帰・再発予防プログラム
 4 サッカーでの競技復帰・再発予防プログラム
 5 バレーボールでの競技復帰・再発予防プログラム
VII 足部のスポーツ障害とそのリハビリテーション
 1 アキレス腱障害の発症メカニズムと臨床診断
 2 アキレス腱障害のリハビリテーション
 3 第5中足骨疲労骨折の発症メカニズムと臨床診断
 4 第5中足骨疲労骨折のリハビリテーション
 5 足底腱膜炎の発症メカニズムと臨床診断
 6 足底腱膜炎のリハビリテーション
VIII 女性アスリートに対するアプローチ
 1 女性アスリート特有の障害
 2 女性アスリートに対する競技現場でのアプローチ
IX 成長期アスリートに対するアプローチ
 1 成長期アスリートのスポーツ外傷・障害
 2 成長期アスリートに対する競技現場でのアプローチ:少年野球
 3 成長期アスリートに対する競技現場でのアプローチ:サッカージュニアユース
X リハビリテーションにおけるアプローチの臨床実践
 1 水中運動療法を用いたアプローチ
 2 セラピーボールやロールを用いたアプローチ
 3 サスペンションを用いたアプローチ
 4 PNFを用いたアプローチ
 5 筋膜リリースを用いたアプローチ
 6 ファンクショナルトレーニングを用いたアプローチ
 7 競技現場での物理療法の応用アプローチ
 8 インソールを用いたアプローチ
 9 テーピングを用いたアプローチ
 10 鍼を用いたアプローチ
 11 スポーツマッサージを用いたアプローチ
 12 ピラティスを用いたアプローチ
 13 ヨガを用いたアプローチ
和文索引
欧文索引