
- A5判・1140頁・2色刷
- ISBN 978-4-8306-4631-7
- 2003年10月発行
臨床の現場で必要な看護手技のすべてを網羅し,2色刷のイラストでわかりやすく図解した好評の実践的ガイドブック.ベテランナース100名が注意点や手技の背景となる根拠にも言及しつつ懇切丁寧に解説(全215項目).看護手技をより深く理解できる.各項目冒頭にポイントがまとめてあり,要点をつかみやすい.また,知っていると役に立つ豆知識を「メモ」として各所に挿入.今回の第2版では新項目を加え,医療事故やニアミスを防ぐポイント,手技終了後の後始末なども盛り込こみ,内容が一層充実.看護学生や新人はもとよりベテランにもおすすめの1冊.
はじめに
●看護と看護手技
I.総論
●患者・家族と良いコミュニケーションを保つ方法
●同僚,医療スタッフと良い関係を保つ方法
●適切な患者の観察の方法
●情報公開と看護記録
●入院患者の受け入れの方法と留意点
●退院患者の取り扱いと留意点
●エイズウィルス感染患者の対処法
●汚物,医療廃棄物の処理の方法
●ターミナルケアにおける看護手技
●疼痛治療における持続皮下注射
●モルヒネの使用と管理
●組織的な事故防止(安全管理)の方法
●介護保険とその指導
II.基本手技
A.生活環境の整備と感染予防
●ベッドメーキング手技
●シーツ交換手技
●寝衣の交換手技
●抑制の手技
●手洗いの手技
●消毒液の作り方と使い方
●ガウンテクニック
●無菌操作と手技
●院内感染防御の手技
B.生理的ニーズの判定と充足
●バイタルサインの見方と読み方
●身体各部の測定手技と読み方
●食事の介助手技
●排尿・排泄の介助手技
●身体の保清の手技
●安楽な体位と体位変換の手技
●患者の移動と搬送の手技
●吸入・吸引の手技
●酸素吸入の手技
●排便と洗腸・浣腸の手技
●排尿と導尿の手技
●罨法の手技
●死後の処置
C.診療に伴う援助の手技
●診察の介助の手技
●検査に必要な手技
●与薬の手技
●輸液・輸血の手技
●包帯法
●栄養管理に必要な援助手技
●消毒法
III.特殊な看護手技
A.救急蘇生法と救急処置の看護手技
●救急蘇生の基本
●気道確保
●緊急気道確保-エアウエイ-
●人工換気法(人工呼吸法)
●心マッサージ法
●気道吸引法
●人工呼吸器の使い方
●気管切開法
●気管内挿管法
●気管内異物除去法(叩打法・ハイムリック法)
●静脈路確保法
●中心静脈圧測定法
●スワンガンツカテーテル法
●除細動法
●血圧連続監視装置の使い方
●緊急ペーシング
●バイタルサイン監視装置の用い方
●救急カート-必要物品と取扱い
●止血法
●熱傷患者の看護ケア
B.内科・外科の看護手技
1.呼吸器系の看護手技
●体位ドナレージ法
●呼吸機能回復法
●胸腔ドナレージ
●パルスオキシメーター法
2.循環器系の看護手技
●心電図検査とモニター
●ホルター心電計
●心臓ペーシング(恒久的ペーシング)
●大動脈内バルーンパンピング
●CCU での看護手技
3.消化器系の看護手技
●胃洗浄
●消化管内視鏡検査
●大腸ファイバースコープ検査
●バリウム造影法(上部消化管・大腸)
●胃瘻の管理
4.神経系の看護手技
●脳波検査
●頭部 CT 検査
●頭部 MRI 検査
●脳血管撮影検査
●脳室ドナレージ
●疼痛スケールによる痛みの観察と評価
●意識障害
5.内分泌・代謝系の看護手技
●血糖自己測定
●インスリン自己注射
●糖尿病患者のスキンケア
6.腎・泌尿器系の看護手技
●尿路スマートケア
●膀胱洗浄
●膀胱鏡
●血液透析患者
●CAPD(連続的携帯式腹膜透析)
●血漿交換患者
7.皮膚の看護手技
●パッチテスト
●熱傷のスキンケア
●湿疹・アレルギー性皮膚炎のスキンケア
●角質化皮膚のスキンケア
●閉鎖ドレッシング法
●植皮術患者
8.感覚器系の看護手技
●眼の洗浄法,点眼法
●眼圧検査
●耳洗浄
●鼻出血(鼻腔内タンポン・ベロックタンポン,鼻腔バルーンカテーテル使用時のケア)
9.その他
●外傷(損傷)患者
●術前・術後の看護処置
●造血幹細胞移植時の移植病室での看護手技
C.整形外科の看護手技
●ベッド上で用いる看護用具の用い方
●骨折患者
●牽引装置と牽引方法
●ギプスの固定と除去
●人工股関節置換術後の看護-脱臼予防を中心にして-
●関節の他動運動
●歩行補助具の使い方
●腰痛体操の指導
D.歯科・口腔外科の看護手技
●口腔衛生
●抜歯術の看護
E.妊婦と褥婦の看護手技
●妊婦の診察と看護手技
●妊婦の検査と看護手技
●乳房の手当のしかた
●妊婦体操の指導
●マタニティ・スポーツ
●呼吸法
●腹帯の巻き方
●分娩時の看護手技
●褥婦の看護手技
●家族計画のすすめ方
●母乳哺育の援助
F.新生児の看護手技
●身体計測法
●バイタルサイン(呼吸・心拍・体温)
●新生児呼吸管理法
●新生児の保清法
●保育器の看護手技
●未熟児・新生児の院内感染対策
G.小児の看護手技
●小児の診療・検査の介助
●身体各部の測定法
●バイタルサインのみかた
●保清法
●栄養法
●排泄の介護
●採血法
●採尿法
●抑制法
●与薬法
●輸液・輸血法
H.高齢者の看護手技
●食の支援
●スキンケア
●不眠の援助
●失禁のケア
●痴呆症老人への看護
●寝たきりの予防
●褥瘡の予防とケア
●転倒防止とケア
●セルフケアの向上と家族援助
●高齢者の看護・生活用具とその調達
●脱水の予防とケア
●訪問看護の基本手技
●訪問看護の特殊な手技-在宅酸素療法(home oxgen therapy:HOT)
●視覚・聴覚障害老人とのコミュニケーション法
索引