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すぐに使える,すぐ役立つ,救急画像診断のエッセンス!

BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)  

そこが知りたかった!

当直・救急外来で役立つ画像診断のコツ

カバー写真
  • 編集:中島康雄(聖マリアンナ医科大学放射線医学教授)
  •     松本純一(聖マリアンナ医科大学救急医学講師)
  •     BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)編集委員会
  • B5判・240頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-8158-5
  • 2015年7月発行
定価 5,940 円 (本体 5,500円 + 税)
あり
在庫

内容

序文

主要目次

若手医師が求める日常診療のエッセンスをよりすぐり,かつ一歩進んだ知識を提供するムックシリーズ第18弾.本書は当直・救急外来で,放射線科のトレーニングを受けていない若手医師でもすぐに役立てられる知識をまとめたガイドブックである.画像診断の基本から症例ごとの画像所見とその解釈をレクチャーしつつも,画像所見や病態の通り一遍な解説に終わらず,特に現場で問題となる押さえ所に焦点をあてた実用的な一冊.
☆図版25点,表組34点,カラー写真6点,モノクロ写真210点,イラスト・線画10点

▽BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)編集委員会
 宮地良樹(京都大学皮膚科教授)
 上田裕一(名古屋大学心臓血管外科教授)
 郡 義明(天理よろづ相談所病院総合診療部長)
 服部隆一(市立島田市民病院院長)

●序文

 救急診療における画像診断の有用性は,画像診断機器,特にMDCT(Multi-Detector row Computed Tomography)の導入・進化に伴って格段と向上しました.しかしながら,24時間365日継続される救急診療を考えるとき,残念ながら画像診断医の関与は十分とは言えません.診療担当医だけで画像を評価しなければならない場面は,多くの病院であると思います.
 本書は,救急診療の現場で画像を評価される先生方,特に若い先生方を対象に,画像検査の使い方から読影の実際までを理解できるよう,まとめたものです.執筆をお願いした先生方は最前線でご活躍の先生方ばかりで,教科書的な記載にこだわらず,時にはエビデンスに基づかなくても,執筆される先生方が研修医やレジデントに実際に指導される際に伝えていらっしゃる方法や事項を記載していただきました.教科書を複数読んでいても結局書かれていない,しかし現場では必要な知識,というものを盛り込んで頂き,読者が現場で応用できる本となることを目指しました.編集者からは,ご執筆の先生方に対し,加筆や変更をお願いすることも多くありました.ご執筆の先生方には,お時間のない中ご無理をお願いすることとなりましたが,最終的に期待を裏切らない素晴らしい本となったと思います.執筆の先生方にはこの場を借りて御無礼をお詫びし,また深く御礼申し上げます.
 完成に至る過程では,ご執筆頂いた先生方同様,株式会社文光堂編集企画部の皆様にも多大なご迷惑をおかけいたしました.特に直接ご担当頂いた方々には,どれだけお詫びして感謝してもしきれないほどですが,ただならぬ忍耐と熱意をもって取り組んできていただいた結果,ここに無事に完成しました(本原稿を含む最後の作業は移動の最中でも行われ,文光堂ご担当には移動先まで取りに来ていただきました).
 本書にはまだまだ至らない点があろうかと思いますが,それらはすべて編者の責任です.どうかご指摘,ご訂正頂くとともに,ご要望もお寄せいただき,読者の皆様とさらに良いものとしていければと思います.本書が皆様の診療に少しでも役立つことを祈願して,序文を終えます.

平成27年5月吉日 羽田空港第2ターミナル駐車場,車内にて

聖マリアンナ医科大学救急医学 講師
松本純一

■第I章 はじめに
1. 救急診療における画像診断の位置づけ
2. 救急診療における画像診断 どうオーダーし,どう読んでいくのか?
■第II章 初期臨床研修医から知っておくべき救急画像診断の基本
1. 救急診療における単純X 線写真の位置づけ
2. これさえ読めば,お茶の子さいさい!? 救急エコー
3. 救急診療におけるCTの使い方
4. どうやって撮るの?CTプロトコールの重要性
5. 造影剤のはなし
6. どうする,妊娠と画像検査
7. 救急診療におけるMRIの有用性
8. 救急IVR を考慮したときの画像診断と治療方針決定の考え方
■第III章 代表的病態における画像診断のコツ
1. もう見逃さない! くも膜下出血
2. 脳梗塞,ここがポイント!
3. 大動脈解離と類縁大動脈疾患 治療ストラテジーに直結する画像診断
4. 肺血栓塞栓症 どのような時に,どこまでやるか?
5. 呼吸困難・急性呼吸不全では,肺水腫をまず考えて
6. 市中肺炎 画像はどう使うのか?
7. 消化管穿孔を見逃さない
8. 見逃すとコワイ上腸間膜動脈閉塞
9. 腸閉塞の画像診断 まずは絞扼を否定する!
10. 右下腹部痛は虫垂炎?
11. 腸炎と診断するために:感染性腸炎と類縁疾患(感染性,非感染性を含む)
12. 急性胆道炎 迅速な診断から適切なマネジメントにつなげるには?
13. 急性膵炎:画像上のポイント
14. 婦人科救急疾患の押さえどころ
15. 尿路結石と尿路感染症
16. 外傷全身CT:読影のポイント~時間を意識した効率のよい読影法~
17. 四肢関節の骨折 とにかく骨折があると疑う!
18. 画像から児童虐待を疑うとき
19. 当直・救急外来での異物画像診断
■資料(付録)
Further Readings
索引

● M e m o
胸部単純X 線正面像の読影準備
sonographic Murphy’s signとは?
ガイドワイヤーの確認もエコーで
妊娠の外傷
円蓋部のくも膜下出血の鑑別について
ulcer-like projection(ULP)とpenetrating atherosclerotic ulcer(PAU)
intramural blood pools
深部静脈血栓の診断方法は?
肺水腫の診断にCTは必要か?
crazy-paving appearance
至適WW/W(Lウィンドウ幅/ウィンドウレベル)
上部消化性潰瘍穿孔の手術適応
dirty mass sign
骨盤腔内少量遊離ガス像では子宮留膿腫破裂にも注意!!
外傷症例でも消化管穿孔に注意!!
絞扼性腸閉塞のstagingについて
虫垂炎?憩室炎?
エルシニア感染症と川崎病
腸炎と腹水
ウイルス性胃腸炎と酸性尿酸アンモニウム結石
急性腹症に対するMRIの位置づけ
重症急性膵炎の改訂アトランタ分類
急性膵炎におけるCT造影剤の投与
産婦人科領域の救急疾患の診断に造影検査は必要か?
Fitz-Hugh-Curtis症候群
尿路結石診断におけるdual energy CTの有用性
FACTに慣れてきたら…
骨折にMRIは必要か?
虐待との明確な判断がつくのか?