TOPページへ

理学療法の知識・技術を習得するための“指南書”第10弾!

実践MOOK・理学療法プラクティス  

膝・足関節障害

全身から評価・治療することの意義と実際

カバー写真
  • 常任編集:嶋田智明(神戸大学大学院保健学研究科教授)
  • 常任編集 大峯三郎(東筑紫学園専門学校九州リハビリテーション大学校理学療法学科教授)
  • ゲスト編集:杉原敏道(山形医療技術専門学校理学療法学科長)
  • B5判・244頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-4371-2
  • 2010年9月16日発行
定価 5,500 円 (本体 5,000円 + 税10%)
なし
在庫

内容

主要目次

個々の関節は他の関節と相互に連動していることから,関節障害は罹患関節に留まらず多関節運動連鎖による身体の異常運動を引き起す.また,時には他の部位での障害が膝関節や足関節の機能障害を招くこともある.
したがって本書では,罹患関節のみの局所的な評価や治療を行うのではなく,多関節運動連鎖を意識した全身的な評価や治療を展開することを目指した.また,執筆した各スペシャリストからのアドバイスや強いメッセージが込められてもいる.膝・足関節障害に対する理学療法の基礎と実践が学べる1冊.
パート1:膝・足関節障害患者を受け持ったらどうするか?
 I.理学療法評価
  1.リンク機構から見た膝関節・足関節の構造と機能
  【ミニレクチャー】障害の誘引因子とは?
  2.姿勢と動作をどう捉えるか?
  (1)起立・立位の場合
  (2)歩行の場合
  (3)ジャンプと着地の場合
  3.関節機能の評価
  (1)問診の進め方は?
  (2)疼痛の評価をするには?(膝と足)
  (3)関節可動域障害の評価をするには?
  (4)筋活動の評価をするには?(膝と足)
  4.日常生活動作の評価
  【ミニレクチャー】拘縮の科学
  【ミニレクチャー】筋力低下の科学
  【ミニレクチャー】不安定性とは?
  【ミニレクチャー】関節のずれとは?
  【ミニレクチャー】レセプターとは?
パート2:ICFからみた理学療法介入のポイント
 I.機能障害に対して
  1.疼痛軽減のための効果的な理学療法治療戦略
  2.関節可動域改善のための理学療法治療戦略
  3.筋活動改善のための理学療法治療戦略
 II.活動制限・参加制約に対して
  1.起立・立位の場合
  2.歩行の場合
  3.ジャンプと着地の場合
  4.補装具の活用方法は?
  5.ホームエクササイズを効果的に行うためには?
  【ミニレクチャー】運動イメージと関節障害
  【ミニレクチャー】靴の選択と下肢関節障害の関係
  【ミニレクチャー】EBPT
パート3:疾患別の理学療法の実際
 I.総論
  膝・足関節障害に対する理学療法の役割
 II.各論
  1.変形性膝関節症の実際
  2.膝の靭帯損傷の実際
  3.足関節捻挫の実際
  4.Osgood-Schlatter病におけるリハビリテーションの実際
  5.下肢骨折の実際
  6.扁平足・外反母指の実際
パート4:運動力学に関する理解
 I.バイオメカニクス的視点
  1.起立・立位の場合
  2.歩行の場合
  3.ジャンプと着地の場合
 II.荷重時における運動連鎖
索引