TOPページへ

必修知識の要点をコンパクトにまとめたST国試受験者の心強い味方!

ST CHECK!

言語聴覚士国家試験必修チェック2024最新対策版

分野別要点マスター

カバー写真
  • 編集:西尾桂子(福井医療大学)
  • 編集 河村民平(京都光華女子大学)
  • A5判・368頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-4707-9
  • 2023年9月22日発行
定価 3,960 円 (本体 3,600円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト

上記の電子版販売サイトのボタンをクリックすると,外部のサイトに移動します.電子版の購入方法は各販売サイトにてご確認ください.

内容

序文

主要目次

20年以上にわたり養成校で国試後に改訂を重ねながら使われてきたチェックリストをベースに,内容を整理しコンパクトで覚えやすい構成にリニューアル.言語聴覚士を目指す全ての受験者に推薦したい一冊.
■2024年版の特長
 ・過去5年分(第21回~第25回)の頻出キーワードをマークで表示
 ・「出題基準」の大項目に準じた項目立て
 ・養成校の教員による効果的な学習方法の紹介
序 文

 言語聴覚士の対象領域は言語,聴覚,嚥下など幅広く,学習内容も多岐にわたる.養成課程は複数あるが,限られた年限のなかで確かな専門知識・技術を修得するには,教科書・教材を含む効果的な教育・指導方法と学生の主体的学びが欠かせない.
 本書の出版にあたって,1999年に行われた第1回国家試験の受験対策を思い出した.当時は養成校の数も少なく,系統的な教科書もほぼ皆無の状況にあった.その折に当時の福井医療技術専門学校(現在の福井医療大学)の先生方が作成された国家試験チェックリストの存在を知り,使用許諾を得て地域の仲間とともに受験勉強に取り組んだ.受験対策は全くの手探り状態であっただけに,言語聴覚士の国家資格化以前から養成教育分野において経験豊富な先生方が作成されたチェックリストは大変心強い教科書であった.
 チェックリストはその名のとおり,当時から受験に必要な学習ポイントをコンパクトにまとめた内容であったが,その後も国家試験の度に内容の点検と更新を続けて現在に至っている.言語聴覚士に求められるさまざまな専門知識を簡潔な内容として集約するには並々ならぬご苦労があったものと思い,執筆にあたられた先生方に心から感謝する次第である.
 本書は国家試験出題基準に則りまとめられており,受験に必要な全科目を網羅している.各科目別に押さえておくべきキーワードについてポイントを絞った短い文章と図表で構成されており,理解しやすい.また,出題年度の記載から傾向も知ることができる.さらに,項目にはチェックボックスがついており,学習の進捗状況が可視化できるため学びの動機づけにもなる.
 効果的な教育には学習者の学習への動機づけと行動変容が欠かせない.本書は国家試験対策だけではなく,学生の予習・復習のほか,教員にとっても学生の学習状況の把握や臨床実習前の専門知識の修得状況確認など学生指導の書としても有益であり,言語聴覚士の養成教育において必携の一冊といえよう.

2023年9月
東北文化学園大学名誉教授
長谷川賢一
【基礎領域】
 Ⅰ 基礎医学
  1.医学総論
  2.解剖学・生理学
  3.病理学
 Ⅱ 臨床医学
  1.内科学
  2.小児科学
  3.精神医学
  4.リハビリテーション医学
  5.耳鼻咽喉科学
  6.臨床神経学
  7.形成外科学
 Ⅲ 臨床歯科医学・口腔外科学
  1.臨床歯科医学・口腔外科学
 Ⅳ 音声・言語・聴覚医学
  1.呼吸発声発語系の構造・機能
  2.聴覚系の構造・機能・病態
  3.神経系の構造・機能・病態
 Ⅴ 心理学
  1.認知・学習心理学
  2.心理測定法
  3.臨床心理学
  4.生涯発達心理学
 Ⅵ 音声・言語学
  1.音声学
  2.音響学
  3.聴覚心理学
  4.言語学
  5.言語発達学
 Ⅶ 社会福祉・教育
  1.社会保障制度
  2.医療福祉教育・関係法規
  3.リハビリテーション概論

【専門領域】
 Ⅷ 言語聴覚障害学
  1.言語聴覚障害学総論
  2.言語聴覚診断学
 Ⅸ 失語症
  1.失語症
 Ⅹ 高次脳機能障害
  1.高次脳機能障害
 Ⅺ 言語発達障害学
  1.言語発達障害学
 Ⅻ 発声発語・摂食嚥下障害学   
  1.音声障害
  2.構音障害
   ①機能性・器質性構音障害
   ②運動障害性構音障害
  3.摂食嚥下障害
  4.吃 音
 XIII 聴覚障害学
  1.小児聴覚障害学
  2.成人聴覚障害学
  3.補聴器・人工内耳
  4.視覚聴覚二重障害

索引