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コアカリ準拠で[アクティブ・ラーニング]を実践できる新しいテキストの内部障害編!

理学療法アクティブ・ラーニング・テキスト

内部障害理学療法学

カバー写真
  • 編集:舟見敬成(総合南東北病院リハビリテーション科主任)
  • 編集 小川智也(公立陶生病院中央リハビリテーション部技師長)
  • 編集 瀬崎 学(新潟県立がんセンター新潟病院リハビリテーション科主任)
  • 編集 有馬慶美(看護リハビリ新潟保健医療専門学校学校統括)
  • 編集 加藤研太郎(上尾中央医療専門学校理学療法学科副学科長)
  • B5判・388頁・2色刷(一部4色刷)
  • ISBN 978-4-8306-4591-4
  • 2021年6月24日発行
定価 5,500 円 (本体 5,000円 + 税10%)
あり
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内容

序文

主要目次

モデル・コア・カリキュラムに準拠した章立てになっており,章ごとに〔I. 学習目標〕〔II. 予習課題〕〔III. レクチャー〕〔IV. アクティブ・ラーニング〕〔V. 学習目標への到達度評価〕〔VI. 問題の解答〕から構成されている.グループ学修やディスカッションを活用したアウトプット型の学修スタイルをベースとして,学生が能動的に物事に取り組む「姿勢」が養われ,汎用的能力・自分で考える力・物事を動かす力が身に付けられる.さまざまな課題が含まれているため,オンライン授業や課題のレポートにも使用でき,学生が効率的に予習・復習できるように工夫されており,養成校の全ての学生にとって有用な一冊である.


 身体内部機能において呼吸・循環・代謝機能は,生命活動や運動能力に影響する重要な機能を担っています.内部障害に対する理学療法は運動能力を改善し,ADL改善やQOL向上が期待できるため,理学療法士の役割はきわめて大きいと考えます.
 近年の超高齢社会においては,心不全・呼吸不全・糖尿病・がんなど内部障害系疾患の増加に伴い,内部障害に対する理学療法の重要性が高まっています.心不全や呼吸不全は急性増悪を繰り返すことも多いため,急性期から生活期において理学療法が必要であり,さらに増悪予防などの疾病管理も重要となります.高齢者は併存疾患や既往症として内部障害を内在していることも多いため,急性期病院のみならず介護老人保健施設・訪問リハ・通所リハなど,多くの施設において内部障害に対する知識は必要と考えます.
 本書は理学療法士を目指す学生と内部障害に関わる理学療法士を含めたリハビリテーション職に対して,疾患ごとに基礎的な知識の概要と留意点・理学療法評価・リスク管理・理学療法方針・理学療法アプローチという流れで構成されています.臨床において理学療法士が対応することの多い疾患を取り上げ,呼吸器疾患は慢性閉塞性肺疾患・間質性肺炎・肺炎・外科周術期・重症呼吸不全,循環器疾患は虚血性心疾患・開心術後・大血管疾患・末梢動脈疾患・心不全,代謝疾患は糖尿病,がんは乳がん・進行肺がん,および運動負荷試験について解説しました.
 本書の特徴は,各章のレクチャーの前後にはアクティブ・ラーニングスタイルのパートを設けることにより,読者が能動的に考えることができることです.また,個人での知識の確認だけでなく学生やスタッフ同士でディスカッションを行うことにより,さらに理解が深まり内部障害に関わることへの自信にもつながるものと確信しています.
 本書を手元に置き,内部障害に関わる皆さんが知識の整理と振り返りをすることで,患者さんや利用者さんに対して安心で安全な理学療法を提供するために活用されるならば幸いです.

2021年6月
学術編集 舟見敬成・小川智也・瀬崎 学
第1章 内部障害理学療法の概念
第2章 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
第3章 間質性肺炎(IP)
第4章 肺 炎
第5章 外科周術期
第6章 重症呼吸不全(人工呼吸器管理下)
第7章 虚血性心疾患
第8章 開心術後
第9章 大血管疾患
第10章 末梢動脈疾患(PAD)
第11章 心不全
第12章 運動負荷試験と運動処方
第13章 糖尿病
第14章 乳がん
第15章 進行肺がん
索 引